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株式会社沖縄ネット不動産
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そこに問題があるから価値がある

すっかり長袖のコーデが似合う気温になった沖縄です。

さて、
不動産の業務の一つに
【管理業務】があります。

管理業務とは
アパートや一戸建てなどの賃貸物件の
日々の管理を行うことで、その報酬として
家賃の5~7%程度の管理料を
建物のオーナーから毎月頂くものです。

仮に家賃が5万円のアパートですと
管理料は月額2,500~3,500円程度ですが
古いアパートだったりすると、設備も老朽化しており
アレが壊れたとか調子が悪いというようなことが発生するリスクも高く
その都度、不動産業者が出動して対応していては
割の合わない業務です。人件費もタダでは無い

また、
家賃の安い賃貸物件ほど建物が古かったり、
造りが簡易だったりするとともに
それなりの方が住まれる傾向にあるため
高額の家賃の物件では発生することの少ない
騒音や喫煙や周りの入居者とのトラブルなど
設備の不具合以外にも不動産業者の出動の機会が増えるものです。

このように一見
割の合わない管理業務ですが
実はこの管理業務は
世の中の不動産会社の経営の大きな柱の一つとなっています。

管理料は入居者が住んでいる限り
毎月確実に入ってくる収入ですので、
一物件あたりの管理料は少額であっても
管理物件の戸数が多くなればなるほど
管理料収入も大きくなり
その不動産会社の経営も安定することになります。

仮に、家賃5万円のアパートを
1,000部屋ほど管理していた場合、
毎月の管理料収入は250~350万円になります。

1,000部屋の物件を管理するのは
膨大な手間が掛りますので
当然にそれなりの人員が必要になりますが
それでも毎月の安定収入があることは
経営の面からすると大きなポイントです。

実際には
家賃も3万円程度から数十万円する物件もありますし
管理している物件の数も
数千部屋という不動産会社もありますので
その場合は毎月の管理料収入はもっと高額になります。

このように
不動産会社の経営の軸の一つにもなる管理業務ですが、
先程も書きましたように
実務としては手間の掛る大変な仕事です。

そして、仮に
不動産屋が出動する内容が設備の不具合であっても
対応を間違えると、入居者との感情論に発展し
余計な手間と精神的なロスが増えることになります。

しかしながら、かと言って
世の中から管理に伴う諸問題が一切無くなってしまうと
管理業という仕事も不要になってしまいます。実際はありえませんが

と言うことで
不動産の管理業務は
あれこれ問題があるからその存在価値があり
建物のオーナーさんからも喜ばれるものです。

同様に、世の中には、
色々な問題があるから
そこに価値が存在することがあるものです。

以前、地元の不動産業者の人が
おっしゃっていました。

沖縄は米軍基地など様々な問題があるから
日本の中でも注目され
予算等でも優遇されてきた。

そのお陰で、
沖縄は上等な空港や道路などの社会インフラが整備され
不動産の価値も上がった。

もしこれらの問題がなかったら
沖縄の不動産はここまで頻繁に
取引されるようになっていただろうか・・・・と。