何かと話題だった「ちむどんどん」が
また話題になっていますね。(笑)
さて、
最近、みなさんが大好きな
沖縄のオミズ事情についての報道を
耳にするようになりました。
みなさんが大好きと言っても
飲む方のお水です。(笑)興味の無くなった人はスルーして下さい(笑)
沖縄は周りを海に囲まれた小さな島国で
大きなお山もありませんので
飲用水については、基本的に雨水そのものが
原料となります。
県外と同様に
ダムに溜まった雨水を浄水し
飲用水が製造されていますが
今年は、そのダムの水が例年に比べて
少ないとのことです。全体貯水量の約65%
沖縄の水の需要は
基本的に地元の人ですが
沖縄には年間約1,000万人の観光客が訪れます。
観光客の滞在日数は
せいぜい数日程度ではありますが
沖縄で増えつつある
プライベートプールでの使用等があると
水の需要は一気にウナギ昇りです。1回の宿泊で数トン単位での消費
つまり
沖縄の水の消費量は観光客の使用量にも
左右されているということです。
昨年、コロナが解禁され
沖縄にも観光客が戻ってきたといえども
今のところは未だピーク時には程遠い稼働状況です。
これが今年、一気に回復したとすると
今のままでは水不足が懸念されるというのが
最近の報道です。
そんなの長雨が降れば一気に解消するじゃないですか。あはっ
これまでの例でいうと
梅雨までは長雨も台風も来ないし
カラ梅雨ということも想定しての報道だと思います。
沖縄では、ひと昔前まで
台風による停電時や
水不足への備えとして
建物の屋上に貯水用の高架タンクを設置するのが
一般的でした。
それが、
台風による停電が減少しつつあったこともあり
最近は高架タンクを設置しない建物や
既存のタンクを撤去するところも増え始めました。
当ブログでも「高架タンクはもう要らないのでは?」と言っていた時期もあります・・・
しかし、数年に一度
強烈な台風が襲来し
停電による断水が発生すると
水が使えず大困りすることが繰り返されて来ました。
とくに
昨年8月に沖縄を襲った台風6号では
沖縄の約3割が停電し
長いところでは1週間以上
停電と断水が続きました。
これらをキッカケに
「沖縄ではやっぱり水タンクがなきゃダメだ」
という声が再燃しはじめています。
最近の沖縄で爆増している木造住宅では
構造上の理由から屋上への水タンクは設置できませんが
その場合でも敷地内へのタンクの設置は可能です。
敷地ギュウギュウの家ではムリですが・・・・
敷地内に設置した場合は
建物内へはポンプで供給することになりますが
停電時はポンプは動きません。
それでもタンクから直接水を取り出すことは出来るので
非常用の水の確保にはなります。
また、水不足とは別の要因で
宿泊施設等による水需要の増加に伴い
水圧が確保出来ないという理由から
新しく建物を建てる際には、
水タンクを設置するよう
役所から指示のあるエリアも出てきています。
ということで
振り子の法則に則り
沖縄では再び水タンクの設置ニーズが
出てきています。