ご多分にもれず
それなりにお寒い沖縄です。
さて、
沖縄は小さな島国であるため
その中で生活が完結するとよく言われます。
もちろん、
ビジネスでの県外との行き来もありますし
生活に必要な物資等を県外から取り寄せたり
あるいは沖縄でつくられた製品が県外に展開されてもいますが
それらは物理的には流通や物流の業者さんが運んでくれています。
ですので
これらに関わる人でなければ
わざわざ県外に行かなくても
基本的には島の中で生活が完結するという考え方です。
また、最近は
リモートでの商談も
当たり前になってきているのも
その後押しにもなっています。
このように
限られたエリアの中で多くの人が暮らしていることもあり
沖縄では人と人とが、どこかの人脈でつながっている
ということがよくあるものです。
さらに沖縄では
地元出身の有名な芸能人と
「家が近所」とか「小学校のときの同級生」
という一般人もよくいるものです。(笑)
前置きが長くなりましたが
ずいぶん前のことですが
知り合いの不動産業者の自宅に
お巡りさんが尋ねてきたそうです。
平日の昼間でしたので
共働きのその家には
子供しか居ませんでした。
子供しか居ないところに
お巡りさんを名乗って尋ねてくるのも
何だか怖い気もしますが
その家の子供はちゃんと対応が出来たようで
両親は仕事で不在だと言うことを伝えました。
すると
よほど急ぎの用事であったのか、
「じゃあお父さんかお母さんが帰ってきたら電話するように伝えて」と
お巡りさんは名刺を渡して帰って行ったそうです。
お巡りさんから伝言を受けた子供たちは
きっと訳も分からず
「ウチの親が何かしたのでは・・・」
と不安になったのではないでしょうか。
この話はずいぶん前のことではありますが
当時のお巡りさんの対応もアレですね。(苦笑)
また、
その後、帰宅した奥さんも
子供たちから話を聞かされると、やはり
「ウチの旦那が何かヤラかした?」
と思ったようです。(笑)
奥さんから話を聞いた不動産屋は
まずは奥さんに対し、
心当たりがない旨を弁解をしたそうです。(笑)
その疑いを晴らすためにも
お巡りさんに電話をしたそうですが
着信音のみでつながらず
折返しの電話が掛かってくることも無かったそうです。
おそらく
お巡りさんが確認したかった用件は済んだのでしょう。
しかしながら
奥さんや子供たちからの疑いは
しばらく続いたことでしょう。(笑)
それから数年後、
その不動産屋での案件で
そのお巡りさんにバッタリ遭遇したそうです。
お巡りさんの完全なプライベートな用件だったそうで
お巡りさんの方は、過去にその不動産屋の自宅を訪ねたことなんて
すっかり忘れていたようですが
不動産屋の方は家族からミソが付いたぶん
シッカリ覚えていたそうです。
お巡りさんの記憶力を
不動産屋が上回った瞬間です。(笑)
もちろん
不動産屋の方からは
当時の話はしなかったそうです。
しかしながら
このときはお巡りさんは家族も一緒だったそうで
仲の良さそうな家族を見てアレな気分だったそうです。(笑)
おしまい。