真夏が過ぎてもダムは満杯というのが
何かを示している沖縄です。
さて
公共交通機関が十分に整っていない沖縄は
ご多分に漏れず車社会です。
モノレールはごく一部のエリアしか運行されていませんし
バスは時間通りには来ないとよく言われます。(笑)うちなータイム
そんな状況ですので
沖縄では車は一家に1台ではなく
1人に1台と言われ
沖縄の島国の狭い面積に
車がワンサカある状態となっています。
それだけ車があれば
自己の敷地内だけでは駐車スペースが足りず
どうしても外の月極駐車場のスペースが必要となります。
また、
最近増加している分譲マンションも
基本は1世帯1台のところが多いため
2台目のスペースには月極駐車場が必須となります。
そんな、
沖縄でも不可欠な月極駐車場が
徐々に減少して来ています。
その背景としては
以前はアパートの建築業者や
サブリース系の会社が
駐車場の地主に対し、
アパート建設の営業をかけまくったことにありました。
しかし、最近は
建築費の高騰により利回り等の収益性の確保が
厳しくなってきていることや
サブリース方式への世間の風当たりの厳しさから
それらは徐々に減少気味です。
これに対し、
現在、爆増しているのは
分譲マンションの業者さんが
その建設用地として
既存の月極駐車場をはじめ
土地の仕入れに血眼になっています。
先程も書きましたが
分譲マンションでも
2台目の駐車場を確保するために
月極駐車場は必要となるのですが
そんな月極駐車場を自ら廃止していくという
ジレンマに陥っています。
これらの影響から
沖縄では月極駐車場が徐々に減少していますので
いま新規で駐車場をつくることは
基本的にウェルカムです。
月極駐車場は、沖縄に限らず
エリアを間違えなければ
基本的に借り手は見つかるものです。
沖縄のように
駐車スペースが減少している中では
駐車料金も多少強気に設定することも出来ます。
しかしながら
月極駐車場には大きな競合がいます。
それは「路上駐車」です。
公道での路上駐車は違反なのですが
沖縄ではアレです。(笑)
ですので
長年それに慣れてしまっている方々の中には
毎月お金を払う月極駐車場への利用に変更するのは
抵抗がある人もいらっしゃるものです。
そうすると
月極駐車場をつくっても
なかなか利用してもらえないこともあるものです。
それに対し、以前、
不動産の先輩がコッソリ教えてくれたことがあります。
そんなの110番通報して、路上駐車を取り締まってもらえば
月極駐車場はスグに満車になるゼ
さすがこの道の先輩です。(笑)良い子はマネしないでね