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不動産業者が建築会社を紹介したがらない理由

GW前の最終週ですので
みなさん忙しくなりそうですね。

さて、
不動産業界には
ブローカーが沢山存在するのは
この業界では常識に近いくらいのお話しです。

不動産の売買に伴う仲介手数料の分け前にあずかろうと
老若男女問わず、日々知恵を絞っていらっしゃいます。(笑)

また、不動産業界では
売買のブローカーだけでなく
不動産の取引に伴う諸々の行為に対し
自分の人脈を紹介して
その人から紹介料をもらおうとする人も
沢山いらっしゃいます。

例えば
不動産を購入した買主がリフォームが必要となれば
知り合いのリフォーム会社を紹介し
その会社が仕事を請けることになった際には
そのリフォーム会社から「紹介料」の名目で
現金をもらうのです。

紹介料の相場は
契約金額の5~10パーセントくらいですので
仮に300万円のリフォーム工事でも
15~30万円の紹介料を手にすることが出来るのです。

ちなみに、不動産の取引で
お客様から紹介を依頼される中で
もっとも高額と思われるものは
建物の建築会社になります。

土地を購入したお客様から


どこか良い建築会社を紹介してもらえますか?

 

と尋ねられることがありますが
建築会社さんの紹介は最も気を使うものです。

その理由は、
建物は完成した後も
何十年も残るものですので
その後の対応も考慮しなければならないからです。

ほとんどの建築会社さんは
建築の請負工事を受注した後
建物が完成するまでは
大体はきちんと仕事は全うするものです。

中には、
手付金や中間金をもらって
トンズラする建築会社もいらっしゃいますが
建物完成までこぎつけないと
建築の最終代金がもらえないため
大体は最後まで頑張ります。

しかし、
建物は完成した後も
何十年も残りますので
その間のメンテナンスや
場合によっては、不具合等の対応の必要性も出てきます。

施主(建築主)からすると、建築会社さんには
「完成したら、はいオシマイ」ではなく
それから何十年も面倒を見てもらえることを
当然に期待しています。

施主によっては、
ライフプランの変化に伴い
将来、その建物を売却する人もいますので
後々のメンテナンス等もしっかり対応してくれる建築会社で無いと
売却時の資産価値にも影響が出てくるものです。

もちろん、沖縄でも
業界に貢献していらっしゃる
建築会社さんもたくさんあります。

しかし、沖縄に限らず、
世の中の建築会社さんで
30年後も残っている業者さんというのは
かなり絞られて来るものです。

その中で、
沖縄は離島ですので
公共工事や大型の建物でない限り
県外の建築会社さんが
わざわざ沖縄の建物を建てるということはマズなく
工事を依頼する際は、基本は地元の建築会社さんとなります。

そんなこともあり
沖縄で建築会社を選ぶ際に
頭を悩ます人も少なくないものです。