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建築物を建てる際の確認申請。

霧雨模様の沖縄です。

さて、日本では
建築物を建てる際には
基本的に役所の許可が要ります。

自分の敷地だからと言って
好き勝手な建物を建ててしまっては
自然災害や火災が発生した際に
隣地まで被害が及んだり
はたまた街の景観が悪くなったりします。

例えば
自分の家が建っている土地よりも
高さの高い敷地が軟弱地盤であり
その補強をすること無く建物を建てられた場合は
大雨や台風の際に、土砂崩れが発生して
自分の土地が被害にあうようなものです。

また、以前
東京の吉祥寺で漫画の建てた住宅が
奇抜な色合いで、周辺住民から訴えられた
という事例もありました。

これらの不都合を防止するために
建物を建てる際には
役所に対し「確認申請」という手続きを行ないます。

そして、その申請内容に対し
建築基準法をはじめとし
関連する法律に合致したものであるかどうかを
役所がチェックし、OKであれば「確認済証」が
発行されます。

通常、現場で工事に取り掛かるのは
この「確認済証」が発行されてからとなるのは
建物や不動産に関わる者にとっては
常識の話しです。

しかし、先日、静岡市某市にて
役所の公共施設を建築する際に
「確認済証」が発行される前に
工事を行なったということが発覚しました。

今回は建物を新築するのに伴い発生した
追加工事部分の確認申請であり
「確認済証」どころか
確認申請がなされる前に工事を行なってしまったようです。

工事を行なった側の事情としては
既に納期が遅れている中での追加工事ですので、
良かれと思い見切り発射してしまったようです。

公共工事の納期の遅れは、当然
役所の内部にても問題視されていたでしょうから
それを取り戻そうと未許可で工事に着手したことは
きっと関係者の方々も気が付いていたことでしょう。

ましてや
確認申請業務の窓口である部署も絡んでいた
という証言も出てきていますので
事態はドロ沼化しつつあります。

これから役所の内部にて
責任のなすりつけ合いが始まることでしょう。またはモミ消しによるフェードアウト