不動産で祟りや幽霊より怖いもの

新緑とともに雑草もよく伸びる
初夏の沖縄です。

さて、
不動産の売買の際には
その物件や周辺で発生した過去の事件や事故について
売主が告知を行ないます。

しかし、
過去の事件や事故は
売主にとってはマイナスの情報でしかありませんので
自分たちにとって不都合なことは
隠したいと思うものです。

そして
自分たちがそれを言わなければ
バレることは無いだろうと思い
売主が不動産屋や買主に告知をしないケースもあります。

しかし、
仮に売主が告知をしなくても
のちのち周り近所との会話の中でこれらを知ることになり
売主と買主がトラブルになるケースは全国であります。

また、最近は
過去に事件や事故のあった物件を
掲載しているサイトもありますので
それらを通じて買主が知るケースもあります。

ちなみに
それらのサイトの中には
間違った情報が掲載していることもあるようですので
間違った情報を掲載された不動産の所有者は
タマッたものではありません。（苦笑）

不動産の売買では
事件や事故以外にも
敷地内にあった井戸についても
買主に告知を行ないますが
井戸に対しては、買主側の反応も人それぞれです。

井戸なんて縁起が悪いからダメダメ

と全面否定される方もいらっしゃれば

井戸は生命を支えて来て頂いた有り難いものです

気にされない方もいらっしゃいます。

なお
井戸には水の神様が住んでいると言いますので
不動産の売買に伴い既存の井戸を埋める際には、
祭場をつくり、神主さんにお祓いをして頂き
神様には天に帰って頂きます。

以前、沖縄のオバーが言っていました。

悪さをするのは祟りや幽霊では無くて、
本当に怖いのは人間だよ

見えないものよりも
見えるものの方が怖いものです。