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不動産と相続税対策の美味しすぎる相性。

何かとお騒がせな今年の台風ですが
今度の台風12号は「沖縄(宮古島)近海に5日間滞在」という
一部の予想もあります。

さて
最近注目されるようになった
円満な相続のための対策。

「争族ではなくて笑顔相続」
というようなキャッチフレーズが
あちこちで見られるようになりました。

ひと昔前は
その人がまだ生きているのに
財産や相続の話をするのは
タブー視されたものでした。

しかしながら、
世の中の流れとともに人生観や価値観は変り、
生粋の頑固オヤジでも、
生前に相続の話題を出したり
その準備を始める人も徐々に増えています。

その相続の中で
最も使い勝手が良いのが
不動産と言われています。

現金は、そのままの形で相続すると
相続税がガッポリ徴収されます。(税率15~55%)

それに対し、不動産は
「相続税評価額」という大特典が有り
市場で売買されている不動産の価格の
半分以下で評価されるというのはザラです。

つまり、
実際は1億円の相続をしたのに
不動産に形を変えることで
5,000万円の相続をしたことに
すり替えることが出来るのです。

そうすれば、
当然に税金を減らすこと(節税)が出来ます。

この節税は
数年前までタワマンでも流行しました。

タワマンは
高層階ほど売買価格が高くなりますが
以前は、低層階も高層階も「評価額」は同じでした。

ということは、
同じ評価額であれば
高層階の部屋を購入した方が
節税効果は大きいということです。

売買価格1億円のタワマンの高層階が
評価額4,000万円といった具合です。

この大特典が存在したため
タワマンの新築販売では
「節税効果の大きいタワマンを買いましょう!」
というセミナーやうたい文句が飛び交っていました。(笑)

しかし、近年、
不動産を利用した節税がメジャーになりすぎ
露骨に相続税逃れをする輩が増えたため
税務署から見せしめの一喝が入りました。

大特典であった「相続税評価額」について
相続税の露骨な節税を行なった場合は
実態と評価額の乖離があまりにも大きなものについては
税務署の裁量で評価額を変動が出来るようにしたのです。

これにより
大がかりな相続税対策には
相応のリスクが伴うようになりました。

しかしながら
世の中の賢い人たちは
それで節税をあきらめる訳にはいきません。

相続税の露骨な節税についても
現時点で税務署が踏み込めていない
抜け道を上手にお使いになっています。

それは・・・

長くなりそうですので
続きはまた次回に。