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節分の今日は
きれいな節目になるとイイですね。
たて
日本の不動産には関連する法令がゴマンと有り
自分の財産であってもなかなか自由に使えないのが実情です。
例えば
日本の都市計画について大要を定めている【都市計画法】では
市街化を推進する地域と抑制する地域を明確に区分けしています。
このうち、
市街化を抑制する地域を
【市街化調整区域】と言いますが
市街化調整区域に指定されている土地では
原則的に建物を建てることが出来ません。
例外的に建築が可能な場合でも
厳しい制限が課せられています。
例えば
自己居住用の家であれば建築できる地域もありますが
アパートは原則的に建てられません。
アパートを建てれば
そこに住む人が増え
市街化につながりますからね。
また、
店舗も原則的には建てられませんが
その地域に住む人たちの生活を維持するもので
小さい規模の店舗であれば、
自宅との併用という条件付きで建てられます。
このように、都市計画法の規定で
原則建物を建てられない市街化調整区域ですが
世の中には、法を犯して土地を利用しようとする輩が
一定の割合で居るものです。
先日も千葉の国会議員さんが
市街化調整区域の土地に
自己の選挙事務所を建てているのが発覚しました。
また、
その状況が10年近く放置されていたことからすると
建築基準法の規定で、建物を建てる際に
役所への申請が義務付けられている「建築確認」についても、
おそらく申請がされていないものと想像されます・
だとすると
都市計画法と建築基準法の
ダブルでの違反となります。
残念ですが
粛正をお願いします。(苦笑)
この手の話は
国会議員に限らず私たちの身近にもあるものです。
例えば
農地法という法律で
農業以外に使用することは出来ない土地を
勝手に駐車場や資材置き場にしている土地は
世の中にゴマンとあります。(苦笑)
また、森林法という法律で
防風林や保安林に指定されている地域の樹木は
勝手に伐採することは出来ませんが
眺めが悪いから
と伐採する人もいます。
とくに沖縄では
海が見える眺望にするためにと
勝手に伐採する人もたくさんいるようです。
しかしながら、
これらも当然法律違反であり
バレると原状回復等を求められます。
そんなのバレないから大丈夫さ!
役所によっては
定期的にパトロールをしているところもありますし
近所からのタレコミでバレる場合もあります。
日本も以前は
今回のフィリピンの収容所と同じように
お金が動けば役所から便宜を図ってもらえましたが
今は難しいようです。(苦笑)
ということで
いくら自分の土地であっても
法律で建物が建たない土地には
国会議員さんであっても、またお金が動いても
簡単には建物は建たないものです。
しかしながら
沖縄の場合は、
さらに大きな力が動くと
本来はホテルなど建たないような土地でも
あれよあれよと立派なリゾートホテルが完成するような
魔法も存在するようです。(笑)