沖縄の不動産売買専門情報サイト|中古マンション|中古住宅|売土地|外人住宅|軍用地|収益物件|居抜き物件

沖縄不動産の売買情報

沖縄不動産の売買無料査定依頼

株式会社沖縄ネット不動産
9:00~18:00(定休日:日曜日・祝祭日)

都合の悪いモノは埋めてしまえの不動産よりは、心穏やかに土に帰る

今年度も残り3日ですね。あおげば尊し

さて、
今から12年前の2011年7月に
中国で高速鉄道で追突・脱線事故がありました。

追突現場が高架橋の上だったこともあり
脱線した車両の一部が高架橋から落下し
負傷者200名・死者40名の大惨事となりました。

高速鉄道は日本で言う新幹線です。

もし日本の新幹線で
同様の事故が発生した場合は
被害者の救済はもちろん
徹底した原因の究明と再発防止が求められるような
一大事故です。

また、事故を起こした高速鉄道は
中国の自国の技術の結晶をうたっていたこともあり
事故後の中国の国家としての対応が
世間で注目されましたが。

しかし
彼らは事故の翌日から現場に大きな穴を掘り
事故車両を地中に埋め始めるという
我々の想像を超える驚くべき対応を行いました。(苦笑)

被害者の家族の心情への配慮や
事故車両からの原因究明などお構いなしに
現場復旧の優先の名目の元に
お見事な証拠隠滅です。(苦笑)

人は何か都合が悪いことがあると
それらを地面に埋めて
臭いものにフタをしたくなる本能があると言います。

その本能のままの行為が
ニュースを通じて世界に流れることになりました。

これらのニュースを見て


中国はいくら自分たちでは「先進国」だとアピールしていても
やっぱりマダマダ発展途上国ですね

と上から目線で冷評していた人も
多かったと思います。

それから12年後の今年2月・・・。

先進国をうたう日本の「華の都・大東京♪ 」by 長渕剛
の世田谷区の高級住宅街。

とある新築マンションの建設現場で
工事中に擁壁が崩れ
掘削作業をしていたショベルカー2台等が
土や廃材や資材の下敷きとなりました。

幸いケガ人はありませんでしたが
高級住宅街での事故ということもあり
現場の対応が注目されている中、
またまた期待を超える対応がなされました。

新築マンション建設の発注者からの指示で
これらをそのまま土で埋めてしまったそうです。

当然、ショベルカー2台も
撤去されることなく
そのまま生き埋め状態だそうです。(苦笑)

びっくりしたマスコミが
世田谷区役所の建築部署に問合せしたところ
「特段の問題なし」という扱いの対応を受けたそうです。

これらが事実だとすると
新築マンション建設の発注者も
はたまたお役所の方々の
お花畑ですね。

人類は土地の上で
土地とともに暮らして来ました。

食物を土地に植え、
それらを収穫して生きながらえて来ました。

そして
食べた後の排泄物は土に戻り
また、人が亡くなると
土地に埋められ土に戻っていくものと
考えられていました。最近はもっぱら焼却ですが・・・

その一方で
自分に都合の悪いものがあると
臭いものにフタをするという行為の一環で
土に埋めてしまう本能もあります。(笑)

世田谷の関係者の方々は
12年前の中国の脱線事故の人類から
進化していないようですね。。

ちなみに不動産の売買では
地中に埋められた廃棄物等を
買主に告知する義務が売主にあります。

売主としては
「そのまま隠しておきたい」と思うのは自然の心理ですが、
後々に発覚しすることは、
売主にとっても膨大なダメージと損害になります。

それよりは
勇気と誠意を持って
売買の際にしっかり告知することで
発覚への不安もなく、穏やかに暮らしていくことができます。

そして
人生を終えるときも
安心して土の中に戻っていけるものです。