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沖縄あるある相続事情

南の海上で
台風1号が発生しそうですね。

さて、
ひと昔前は
親が生きているうちに相続の話をするのは不謹慎なもの
というイメージがありました。

また、沖縄も
家督制度の文化が残っていますので
生前に相続の話をしなくても
親が亡くなった後は長男が家系を継承し
遺産も長男が全てを相続する
という暗黙の了解がありました。

しかし、
その後、時代は変り
今は長男でなくても
遺産の相続を主張するのも
オカシな話ではなくなって来ています。

そんな中、
沖縄のとある家で
親御さんが相続を検討されていました。

自分が亡くなった後
奥さん、そして子供たちに
現金や不動産等の財産を
相続することをお考えでした。

そして
その相続にあたっては
これまでの家督制度よろしく
長男に大半の財産が
相続されるよう考えていました。

しかし、それから数年後
この相続プランに大きな変更が発生しました。

親御さんよりも先に
長男が亡くなってしまいました。

沖縄もひと昔前は
日本一の長寿県でしたので
今でも年輩の方々は長生きします。

その一方で
食生活の偏りや運動不足の影響もあり
若い世代の平均寿命が低下しています。

気の毒なことに
その家族にも不幸がおきてしまいました。

騒動はこの後も続きます。

家の継承を長男へと想定していた親御さんは
やむを得ず次男に継承することにしました。

それに伴い
財産の大半を次男に相続することに
変更しました。

その状況に怒ったのが
長男の嫁です。

多くの財産が自分たちに相続されるものと
期待していたものが、長男の死亡により
次男に持って行かれることになり
憤慨したのです。

そして、嫁は
家督制度の考え方に伴う
次男への大半の相続に反対しました。

もともと嫁には相続権はありませんが
長男夫婦には子供がいましたので
長男の相続分はその子供が代襲相続することになります。

そこで、次男が相続する財産と
長男の子供が相続する財産とを
均等にして欲しいと申し出たのです。

ここからこの家族の相続争いが
始まりました。

家族と言えども、もともと、
嫁は血のつながらない関係ですので
争いごとになり気まずくなることよりも
財産を少しでも多くもらえることの方が
嫁にとっては大切なのかも知れません。

このご家族は
親御さんが健在にもかかわらず
まだ相続前の争いが続いているそうです。

しかしながら、相続は
親御さんが生きているうちだからこそ
事前に解決しておけることでもあります。