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売り物件ではない不動産を売り付ける不動産屋(つづき)

今日は沖縄を差し置いて
各地で気温が急上昇するようですね。

さて
昨日の続きです。

所有者が売却する意思のない不動産が
「売り物件」として市場で出回る
という現象についてで
昨日は不動産屋が意図的に仕掛けるケースでした。

本日はもう一つのケースについてです。

それは不動産ブローカーの存在です。

彼らブローカーは
不動産業の免許は持っていませんが
不動産の売買に何とか介在して
「手数料」をもらうのを生きがいにしています。(笑)

不動産業の免許を持っていませんので
契約書類上にも名前は出てきませんし
取引上の責任も一切負わないという
お気楽な立場です。(笑)

ですので、彼らの
「○○さんが物件を売りたがっている」とか
「××さんが物件を探している」という情報も
結構曖昧なことが多いものです。

場合によっては
「○○さん」や「××さん」とそのブローカーさんとが
全く面識がなかったりすることもあります。(苦笑)

そんな中
以前、沖縄のある不動産会社が
同業者から


こんな売り物件の情報があるけど、
誰か買う人がいたら紹介して

と商業系の「売り物件」の情報提供がありました。

なかなか良さそうな物件でしたので
紹介依頼を受けた不動産業者も
心当たりのあるお客さんに声掛けをしました。

すると間もなく
興味を持ったお客さんが見つかったそうです。

しかし


この物件はナカナカいいけど
よく売りに出たんですね。

と半信半疑だったそうです。

それからしばらくして
その興味を持ったお客さんから


この物件について調べてみたけど
売却する予定はないみたいですよ

と指摘があったそうです。

あわてた不動産屋は
紹介元の不動産業者に確認したところ
お客さんの指摘通り、売却予定はなかったそうです。

つまり
紹介元の不動産業者が
所有者には内緒で、勝手に「売り物件」として
あちこちに拡散していたそうです。

そのことが判明し
当然、不動産の所有者は激怒しますし、
曖昧な情報を提供されたお客さん側も
お怒りだったそうです。

よくよく話を聞いてみると
情報元の不動産業者は
元々は不動産ブローカーだったそうです。

そのブローカーが
正式に不動産業の免許を取得し
営業するようになったのです。

近年の活況な不動産市場を背景に
日本では不動産業者の数も
ウナギのぼりです。

そんな中には
先程のように
元々は不動産ブローカーだった人たちが
「不動産業の免許」という免罪符を取得し
営業しているところもあります。

仕事のやり方は
不動産ブローカー時代と変らないところもあります。(笑)

そんな不動産業者を見極めるのも
トラブルに巻き込まれないようにするための
大切な能力です。