前線の通過で、水不足の不安の
気休めになる雨が期待される沖縄です。
さて、
小雨による水不足や
漏水による断水など
沖縄でも水の大切さがあらためて感じられる
事象が発生しています。
そんな中では、蛇口をひねると
普通にお湯が使えるなんて
なおさら魔法のような話でもあります。
沖縄に限らず
亜熱帯化の進む日本では
夏は給湯器がなくても
蛇口からお湯が出てくるようになりましたが
さすがに冬場のこの季節は、
お湯がないとお風呂にも入れず
大変困る状況になります。ネットカフェや温泉に行けば何となるけどね
そのお湯の供給源となっているのは給湯器ですが
給湯器は不動産の仕事においても、
何かとインパクトの大きい位置づけです。
そんな給湯器も
コロナ禍のある時期には
生産・供給がストップしてしまい
「いま故障したら、修理や交換は数ヶ月後です」
という状況に陥りました。
給湯器の寿命は
約10年~15年と長期間の幅がありますので
「まさかこの時期に壊れることはないだろう」
と思っていると、引き寄せの法則も働き
だいたい不具合が発生するものです。(笑)
実際、ある物件では
「やはり寿命か・・・」と思われましたが
ダメ元で配管の補修を行なったところ
復旧してお湯が出るようになりました。
配管の劣化により
給湯器に入る水圧が低下していたため
給湯器が点火しなかったという事象でした。
また、別の物件では
給湯器内の基板が故障し
部品の交換が必要となりましたが
先程の情報から、部品を交換したり
本体を交換するにも数ヶ月の期間を要し
その間、お湯が使えない状況になるということが
危惧されました。
しかしながら
この時はたまたまガス屋さんに部品の在庫があり
その日のうちに復旧することが出来ました。
このように
給湯器は普通に使えて当たり前の存在ではありますが
結構、綱渡りの状態で使われている装置でもあります。(汗)
また、
不動産の売買においては
買主に物件を引渡す際には
事前に電気や水道を一時開栓をして
設備の使用の可否や水漏れの有無等を確認をしますが
ガス給湯機器については
わざわざガスを開栓して
動作状況を確認しないケースも多いものです。
しかしながら
そんなときに限って
引渡しの後に、「給湯器が使えない」なんて状況が
起きることもあるものです。(苦笑)
売主からすると
「自分の時は使えていた」となりますし
買主らすると
「引渡し前からから壊れていたんでしょ」
となるものです。
実際、売主が使用していたときは
故障してなかったのに
買主へ引渡ししたときには
使えなくなったということもあるものです。
とくに、売却に際し
空室の期間があった場合は
その数ヶ月の間に使えなくなることも
タマにあるものです。
こうして
売主も買主も
「相手側が給湯器の修理代を負担するのが当たり前」
と費用負担を押しつけ合う状況が発生してしまうのです。
これが数万円の修理代で済むのであれば
売主や買主のその時の状況に応じて
何とか解決することも出来ますが
最近の給湯器はものすごく高価なものもあります。
省エネタイプや
マイクロバブルなんて
無駄に 高機能の給湯器も出回っており
本体の価格は40~60万円もします。(驚)
そうなると
売主も買主も聞く耳さえも
持たないでしょう。(苦笑)
そういう状況に陥らないためにも
不動産の引渡しの際に
比較的良いお年頃の給湯器がある場合は
念のためガスを一時開栓して
ちゃんと給湯器が動作するか(お湯が出るかどうか)
確認しておくと、より安心です。ついでにガスコンロの点火の確認もね
それくらい
給湯器は気まぐれな装置なのです。(笑)電気の温水器の話はまた今度