沖縄の三十六計逃げるのは恥だが役に立つの？

災害級の大雨のおかげで
ダムの貯水率が初めてプラスに転じた沖縄です。地価の上昇の言い方みたい（笑）

さて、
活況な不動産市況を先行に
今後も観光需要の増加が期待される沖縄では
何でもイケイケどんどんです。（笑）

たとえば、今年の夏には
南城市にコストコがオープンしますが
コストコは別に県外でも行けるところですが
南国リゾート沖縄に来たという開放感から
観光客の方々も、コストコも観光ルートとして立ち寄り
普段は買わないものも購入することでしょう。帰りの荷物が大変

沖縄に出店するコストコの経営者側も
それが狙いの一つだと思います。あとは外国人観光客と米軍関係者の大人買いが狙い

また、来年には
ヤンバルにジャングリアがオープンし
その波及効果を期待して
沖縄では観光関連施設の計画が目白押しです。

このように
何でもカンでもイケイケちむどんどんの沖縄ですが
その一方では、撤退の流れあります。

毎年4月に沖縄で開催されている
知る人ぞ知る「沖縄国際映画祭」の
中心的な役割を果たしてきた吉本興業さんが、
今年の開催を最後に撤退するそうです。

毎年、多くの芸人さんや俳優さんを招致し
沖縄の国際通りでレッドカーペットを行なう等
プロモーションをされて来ましたが
それが撤退するとなると、ビジネス的には
ウマミが無かったのではと想像します。

そして、
吉本さんの撤退となると
来年度からの映画祭の開催は
難しくなるでしょう。

こうして
「沖縄国際映画祭」というイベントは
過去のものとなっていきます。

まぁ、一民間企業の方針ですので
どうすることも出来ませんが
沖縄の地元の方々の中には
「またナイチャー(企業)が撤退」と
思う人も出てくることでしょう。

沖縄は、調子が良いときは
イケイケどんどんで
ナイチャー(企業)が進出し
飛ばない鳥も無理矢理飛ばして撃ち落とす勢いで収穫をしますが
ビジネスの節目が変わると、サッと撤退することが
何度も繰り返されています。

そして、そのツケが
地元の人たちに押しつけられるたびに
「またナイチャー(企業)がヤラかした」となっています。

不動産業業界でも
同様なことが起きており
業界の中では今後もその懸念がウワサされています。

「三十六計逃げるに如かず」は
ビジネスの鉄則でもありますが
愛しい奥様に逃げられるのと一緒で
残された方の寂しさと空しさは切ないものです・・・