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許可さえ取れればこっちのモンの不動産

昨日は久しぶりの晴天に恵まれ
物件の写真撮影に奔走した沖縄です。

さて、不動産に限らず
日本には色々な法律や条例などの
決まりごとがあります。

また、一定の行為をするのに
お役所さまの許可が必要なことも
多々あります。

それらの多くは
決まりごとを守らなかったり
許可を受けた条件を守らなければ
罰則や行為の中止を求められます。

たとえば
不動産業で言うと
不動産会社が営業をするのには
飲食店の営業許可などと同様に
許可免許が必要となります。

そして
日々の実務において
宅建業法という法律を守らなければ
罰則や罰金もあります。

また、
建物を建てるのには役所の許可が必要であるとともに
申請した通りに建物が作られているか
完成検査を受けて合格しなければ
ローンを借りることが出来ません。

しかしながら
法律や決めごとには抜け道があったり
守らない人が出てくるのは
世の中の常です。

たとえば、
少しズルい人になると
建物が完成し、完成検査に合格し
ローンを受けた後で、違法増築などの
公然とリフォームする人もいらっっしゃるものです。(苦笑)

また、
それなりの広さの土地をいくつかに分譲し
住宅を建てる「ミニ開発」と呼ばれる行為では
敷地の中に道路をつくることもよくあります。

その道路は
単に車や人が通行するだけでは無く
建物を建てる際のかなめの法律である
「建築基準法」における「接道義務」を果たすための
道路であることが多いものです。


接道義務って何ですか?あはっ

「接道義務」を簡単に言うと
消防車や救急車などの緊急車両の通行を確保するために
道路幅などの条件を満たす道路を確保するという
建物を建てる際の重要なルールです。

一定の広さの土地を分譲し
複数の家を建てる際にも
この「接道義務」が必要であり
そのためには「道路位置指定」という
役所の許可が必要となります。

この許可が取れると
晴れて建築も許可となり
実際に建物が建つようになります。

こうしてひと通り建物が完成すると
「接道義務」や「道路位置指定」という役所の許可に対する意識が
徐々に薄れて行きます。

先程の違法増築などと同様に
建物さえ完成し、ローンが下りさえすれば
その後からは自分たちが便利なように
好き勝手する人が続出するものです。

たとえば
緊急車両の通行を確保するために設置された道路も
住民の路上駐車のスペースと化しているケースも
多々あります。

このような場所では
119番の要請で出動した救急車が通行できず
救護活動に支障をきたした事例も聞きます。

このように
役所の許可を得た後
罰則等が無いことをいいことに
自分たちの好き勝手にする行為は
ときに他人の命にもかかわることもあります。