今年も県外と最高気温が逆転する日が
出はじめた沖縄です。
さて、
昨日から新年度が始まりました。
昨日は
県内のとある役所に行ったのですが
人事異動の初日ということもあり
学生時代のクラスの席替えの感覚で
はしゃいでいらっしゃる部署もありました。(笑)
そんな年度替わりの初日に
わざわざ役所に行ったのは
別に冷やかしに言った訳ではありません。
不動産の売買の際に必要となる
「評価証明書」という書類の取得に行きました。
少しマニアックな話になっていきますが
世の中の不動産は、「固定資産」として、
役所が勝手に評価額を値踏みしています。(笑)
その評価額をもとに
毎年の固定資産税を課税しています。
また、不動産を売買する際には
その評価額をもとに、
「登録(免許)税」や「取得税」等の税金を徴収しています。
そして
所有権の移転登記をする際には、
この「評価証明書」という書類を
法務局に提出しなければなりませんが
最新年度のものでしか受付けてもらえないため
昨日は令和6年度版の「評価証明書」を取得しに
役所に行ったという訳です。
ちなみに
この 役所が勝手に値踏みする 固定資産の評価額は
3年に一度見直しされています。「評価替え」と言います
昨今のように土地の市場価格が動いている時は
本当は評価額も毎年見直しするのが理想ですが
それでは役所の人が大変なので
3年に一度の見直しで勘弁されています。(笑)
別の言い方をすると
世の中の土地の市場価格が変わっても
評価額は3年間は据え置きということです。
そして、今年の令和6年度は
その3年に一度の見直しが行なわれた当たり年です。
評価替えが行なわれる年は
どんなことが起きるかというと
役所の人が多忙で不機嫌というだけではありません。(笑)
文字通り
不動産の評価額が変更となるため
固定資産税や売買の際の税金も変わります。
沖縄も土地の価格が上がっていますので
みなさん今年の固定資産税は
少し高くなることでしょう。
また、細かい話ですが
不動産の売買をする際も
先日の3月31日に名義変更を行なうのと
4月1日に名義変更を行なうのとでは
わずか1日違いでも
税金に数万円の差がでることもあります。
土地の価格の高い都会の土地の売買や
面積が大きい土地の売買場合は
数十万円の差となります。
このあたりの仕組みが分かっている人の中には
3月31日までに名義変更を行なっている人もいらっしゃいます。
子どもの頃は
3月31日生まれと4月1日生まれとでは
学年が変わるという事件が話題になりましたが
不動産にも同様な事件は存在するものです。(笑)