先日に年が明けたと思ったら
1月ももう折返しです。どおりで歳を取る訳だ
さて
不動産の売買は高額な取引ですので
売却する側も購入する側も
慎重に取引をしようと思うのは自然の心理です。
たとえば
売却する側としては
「少しでも高く買ってくれる人に買って欲しい」
というのを前提に、
「大切にする人に買って欲しい」
「地元の人(県外の人)に買って欲しい」
「小さいお子さんのいるファミリーに買って欲しい」
など色々な希望をお持ちのこともあります。
それらの希望を持たれることは
売主の自由ですが
それを相手に対して表現するかどうかは別の話です。
たとえば
物件の内覧は、不動産の購入を検討している人に
実際に物件を見てもらうことが主目的であり
内覧者のその時の心象は、
その後の商談にも大きく影響する大切なイベントです。
不動産屋に対する心象も重要なポイント
しかし、その一方で
その内覧に立ち会う売主さんの中には、
自分が希望する買手かどうか
内覧に来た人を品定めするように
ジロジロと注視する人もいらっしゃいます。
そんな視線は
内覧する側の人も気が付くもので
そのような内覧の後は
さっきの物件は何だか売主さんの視線が気になって、
ゆっくり見れませんでした
と、いくら物件に興味があっても
それ以上の検討を止める人もいらっしゃいます。
ですので
物件の内覧の際は
売主さんは出来るだけ前面には出ないで
不動産屋にお任せした方が
得てして良い方向に話が進むものです。
また、売主さんの中には
「細かいことを言わない人に買って欲しい」
というご希望もあるものです。
不動産は高額な買物ですので
物件を探している人の中には
ネットや書籍などを通じて
不動産に関する色々な情報を収集している人も
いらっしゃいます。
それは必要なことではありますが
そんな方々の中には
実際に物件を内覧する際に
ネットや書籍に書いてある情報を
そのまま実践しようとする人もいらっしゃいます。
たとえば
内覧に来るやいなや
いきなりビー玉を床に転がしたり
水平器を持ち出して
床の傾きの有無を調べようとする人もいらっしゃいます。アジさんもびっくり
「傾きのある物件は買いたくない」
という気持ちは良く分かりますが
いきなりそれをするのは
さすがに売主さんも気持ちが良いものではなく
もう、あの人には買ってもらわなくていいから
と売主側から
それ以上の商談を断わられるものです。
自分の几帳面な性格が
普段はどんなに役に立っていても
姑の性格が几帳面だったときには
自分の性格がアダになるのと同じようなものです。(笑)
ということで
不動産の売買の際には
正しい知識と情報は必要ではありますが
それらはイザというときのための自分の武器であり
その武器を常に相手にチラつかせようとするのは
その辺のチンピラと変らないものです。(苦笑)いま風に言うと半グレ