おはようございます。
情報化の進んだ世の中なのに
大のアメリカが大統領選挙の開票に
これだけダラダラされると
何だかガッカリしてします。
さて、
戦後の沖縄振興の恩恵も有り
インフラ整備が進んでいる沖縄ですが
公共下水道については
未だ整備されていない地域が沢山あります。
下水道普及率で見ても
全国平均の80%に対し沖縄は72%であり
実際に、市街地を離れると
公共下水道ではなく
浄化槽の地域がまだまだ沢山あります。
沖縄の下水道整備状況(沖縄県HPより)
⇒ https://www.pref.okinawa.jp/site/doboku/gesui/kokyo/seibi.html
浄化槽は
見た目上は水洗トイレなのですが
トイレで流した排水の処理の方法が
公共下水道と大きく違います。
公共下水道は
接続された下水道管に
そのまま流していくのに対し、
浄化槽は敷地の中に大きなタンクが有り
その中でバクテリアを使った浄化を行い
その処理水を一般の排水口に放流する
というものです。
そういう意味では
昔の肥だめ式のトイレとは大きく違い
大変画期的な処理方法です。
不動産の売買においては
その物件が公共下水道なのか浄化槽なのかを
重要事項説明書の中で説明しますが
不動産を購入される側からすると
使用上は通常の水洗トイレと変わらないこともあり
皆さんあまり気にされることもありません。
公共の下水道は
基本的にメンテナンス等は不要で有り
下水道使用料は水道料金と一緒に徴収されています。
その一方で
浄化槽の場合、
月々の下水道使用料は発生しませんが
定期的な汲取り・清掃作業や
設備のメンテナンスが必要になり
その都度料金が発生します。
この点だけを比較すると
下水道の方が一方的に優位に思えます。
実際、国の方針も
下水道普及率100%をめざし
整備を進めています。
しかしながら
水や空気の存在と同じように
ありがたみを感じない存在の下水道よりは
手間・ヒマや維持コストの掛かる浄化槽の方が
存在のありがたみを感じる点では
良いという考え方もあります。
水も空気も「タダで無限にあるもの」
と思うから粗末に扱い、
その結果、水はペットボトルを購入したり
浄水器を設置したりします。
また空気も、大気汚染により
ぜんそくなどの健康被害が発生したり
室内でも空気清浄機を設置する時代になりました。
昔から「手の掛る子供は可愛い」と言うように
あれこれ手間やお金が掛ることによって
そのものの有り難みや恩恵を感じることが
必要な世の中でもあります。
せっかく自然豊かな沖縄に住むのであれば
ものごとのありがたみを感じる生活を
あえて選ぶのも一つの選択肢です。