昨晩から大雨が降り始めた沖縄です。
その大雨は
線状降水帯によるもので
夜明け前には、バケツ洗面器をひっくり返したような
ドシャ降りでした。
午前中いっぱいは
線状降水帯が沖縄本島付近に停滞しますので
引き続き大雨に伴う自然災害に注意が必要な状態です。
これまでも何度か書いたことがありますが
沖縄で洪水や浸水や土砂崩れなどの
自然災害が発生する場所は
大体同じようなエリアです。
川幅が狭く比較的流れの速い小さな河川は
大雨が降ると一気に水かさが増え
洪水となります。
河口付近の海抜の低い場所は
潮位によっては河川の水の逃げ道が無くなり
浸水します。
河口付近で無くても、
周辺と比較して土地が低くなっている場所は
周辺の雨水が集まって来て
水の逃げ道が無くなるため浸水してしまいます。
また、沖縄には
【クチャ】と呼ばれる泥岩を主とする丘陵地がたくさんありますが
このクチャの斜面部分では、これまで地すべりが発生している箇所が
いくつもあります。
沖縄で不動産の購入を検討する際は
これらの災害情報も参考にし
特段の事情が無ければ
災害リスクがある地域は避けた方が無難です。
これまでに発生した自然災害も考慮した
沖縄の災害情報を確認する際には
・沖縄県地図情報システム
・ハザードマップポータルサイト
・沖縄県河川情報システム
・キキクル(気象庁)
等を参照されて下さい。
今回沖縄に発生した線状降水帯は
梅雨前線に伴うものですので
沖縄の梅雨が明ければ
今後沖縄で発生する可能性は無くなると思われます。
しかしながら
梅雨前線が北上し
本州地域に停滞すると
今後は本州にて線状降水帯や大雨による
自然災害が発生する可能性が高まります。
自然災害は
対岸の火事では済まず
先行して発生した事例や情報を生かして
自らはもちろん家族などの大切な人の命を守ることが肝要です。