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不動産の売り手市場・買い手市場

冷たい雨・風の吹いている今日の沖縄です。
この天気が本州に向かいますのでご注意下さい。

さて、
世の中は需要と供給のバランスで
力関係が決まると言います。
夫婦における力関係は一方的ですが(苦笑)

例えば、
1990年頃のバブル期には
企業が人集めに苦労した時期があり
採用面接に来てもらうための飛行機や新幹線などの交通費や
ホテルでの宿泊費を企業側が全額支給する時代もありました。

その上、採用される側が
初任給や時給の善し悪しで
会社を選ぶことが出来ました。

その後、バブルが崩壊し、
不況が訪れると立場は一転し
今度は企業がより優秀な人材を選ぶ側になり
選ばれる側は待遇の条件を下げてでも
必死に採用してもらわないと
勤め先が見つからないという状況が
実際に発生しました。

今の時代、
一つの会社に縛られず
就職はキャリアアップのための通過点であり
すっかり転職を積極的に後押しするような風潮となっていますが
景気が不況に切り替わったときに
どこも採用してくれる会社が無くなる
ということも起きるのでお気をつけ下さい。

不動産にも需要と供給のバランスが有り
それによって価格が決まるのは
分かりやすい例です。

不動産の売買において
不動産業者は売主と買主の間に立ち
条件の成就に努めますが、それでも
需要と供給のバランスがそれらにも影響するものです。

例えば
世の中が不況になり
不動産を手放さざるを得ない事情を抱えた人が増えると
購入する側が物件を選べるようになります。

そして物件を選ぶにあたっては
買い手側に有利な条件を提示するケースも
出てくるものです。

何せ、買い手側は
物件を選ぶ立場ですので
他の物件と比較をして不利な条件の付いた不動産や
売主が細かいことを言ってくるような物件は
選択肢から外せば良いだけなのです。

その逆で
現在の首都圏や沖縄のように
不動産バブルの余韻が残る市場では
相変わらず売主側が強い「売り手市場」が残っています。

実際、不動産業界においては
売却する物件の供給が減少しており
「売る物件が少ない」と言っている不動産業者は
たくさんいます。

しかしながら
不動産の購入を検討する人の中には
現在のコロナ禍において
すっかり「買い手市場」になったものと思っている人も
少なくありません。

とくに
観光県沖縄では
国内外の観光客が激減したため
売却せざるを得ない物件がワンサカあるのでないか
と思っている人もいらっしゃいます。

確かに、そういう理由で
売りに出ている物件もありますが
それは売却物件の一部です。

売出し中の物件の売却理由は様々ですが
中には「この金額で買う人がいたら売却しても良いです」
という売主さんも多々いらっしゃるものです。

そういう中で
売主が不利となるような条件の提示があったり
細かい要求の多い人は、売主さんから


そのお客さんはもうパスして(外して)

と言われてしまうこともあります。

売主さんによっては


そんなお客さんは連れて来ないで!

 

とお叱りを頂くこともあります。(苦笑)

人はとかく自分に都合の良い方に
物事をとらえるものですので
このように売主と買主で
認識の差が生まれてしまうのです。


不動産屋は売主と買主の中立な立場じゃないの?

 

とおっしゃる人もいますが
需要と供給のバランスは
不動産の売買の際にも
ナカナカ影響は大きいものです。