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台風一過の沖縄で、暮らしを守るために大活躍するモノ

台風一過で良い天気になった沖縄です。

さて、
本日も台風ネタで恐縮ですが
台風天国の沖縄において
台風が通り過ぎた後に活躍するものが
いくつかあります。

その一つが
【高圧洗浄機】です。

周りを海に囲まれた沖縄において
台風で降る雨の主成分は海水です。沖縄じゃなくても台風全般にそうです

ですので
建物が台風の雨風にさらされるのは
私たちが塩分タップリのシャワーを浴びているようなものです。肌にも頭皮にも悪い

台風の後の建物は
そのソルトシャワーを浴びたまま乾燥した状態であり
それが建物には色々と悪さをするものです。

例えば、
沖縄に多いコンクリート造の建物について
コンクリートはアルカリ性なのですが
通常はそのアルカリ性が、
コンクリートの中にある鉄筋を守っています。鉄筋は子供みたいな宝物

それが、
ひび割れなどコンクリートの小さい隙間から
塩分タップリの雨が吹き込んでいくと
徐々にコンクリートが中性となり
大切にお守りしている鉄筋に
サビを発生させることになります。子供がグレ出すようなもの

鉄筋が錆びると
食べ過ぎた時のお腹のように
体積が膨張し、コンクリートのひび割れを起こし
それが雨漏りの原因やコンクリート部分の崩落に
つながったりします。家庭崩壊・・・

コンクリートだけでなく
屋上やベランダ等の防水塗装や
サッシの周りや建物の継ぎ目等に使用されているコーキング材も
塩分が付いたままだと劣化も早く、劣化が進行すると
やはり雨漏りや建物全体の劣化の原因になります。

また、塩分は
建物のいたるところに使用されている鉄の部分のサビの進化はもちろん
サビに強いと言われるステンレス部分も
ステンレスに付着した鉄分が錆びると
「もらいサビ」という状態となります。

これらの状態にならないためにも
台風の後は、高圧洗浄機で
建物全体を水で洗い流してあげるのがベターです。

しかし、
注意しなければならないのは
高圧洗浄の水のかけ方です

高圧洗浄機は
文字通り高圧ですので
それを至近距離から噴霧すると
コンクリートや塗装自体を痛めることになり
それが建物の劣化を進行させるという
逆効果となる場合もあります。

劣化したコーキング材などは
粉砕してしまう場合もあり
そこから雨漏りが発生することにもなります。

ですので
高圧洗浄と言っても
至近距離から水圧ビームを噴霧するのではなく
出来るため優しい水圧で洗い流してあげましょう。お風呂のシャワーの水圧よりちょっと強いくらいで

建物を洗ってあげるときは
高圧洗浄機は「高圧」で洗浄するためのものではなく
「通常のホースでは届かない場所を洗うためのもの」
という考え方で使用しましょう。

ちなみに
本日はコンクリート造の話でしたが
沖縄で増えている木造や軽量鉄骨造の建物でも
基本的な考え方は同じです。

台風の時でも
雨風をしのいで
私たちを守ってくれる建物に
感謝とねぎらいの気持ちを持って接してあげると
建物はもっともっと活躍してくれるものです。