週間天気予報の最高気温をみると
きれいにオール「3」の沖縄です。33度の通常運転
さて、沖縄では
次の観光プロジェクトの大目玉として
地元や観光業界の大きな期待を背負って
一大テーマパークの【シャングリア】の整備が進んでいます。
シャングリアは
来年2025年の夏頃の開業予定ですが
観光需要だけでなく
1000人以上の雇用が予定されており
沖縄の経済への貢献も期待されています。
また、沖縄では
シャングリアでの1000人規模の雇用に伴い
その人たちが寝泊まりをする
賃貸物件の需要が急増しています。
シャングリアが開業する
沖縄本島の北部の「ヤンバル」と呼ばれる地域は、
沖縄本島の中南部地域と比較すると人口も少なく、
これまでは、アパート等の賃貸物件も
空き室が点在していました。
しかしながら
シャングリアの整備が進むにつれて
シャングリアで働く人や工事関係者等で、
周辺の賃貸物件は満室御礼の状態になっているそうです。
そして、
賃貸需要の増加で満室の物件が増えると
既存の空き室でも
「今ならば家賃を高くしても借り手が見つかるだろう」
最近は周辺での家賃も1.3~1.5倍程度値上りしているそうです。
こうして、いまヤンバルでは
高い家賃でも借りてくれる
「シャングリア関係のかた優先」
となっているそうです。(笑)
不動産のオーナーさんが
より高い家賃で借りてくれる人に貸した方が良い
と思うのは自然の心理です。
しかし、その結果、
地元の人や学生さんが入居出来なかったり、
入居するにしても値上りした家賃を
支払わざるを得ず、その負担に悩まされているそうです。
最近、インバウンド需要の回復に伴い
県外の飲食店や観光施設では
外国人のお客さんだけ別料金を徴収するという
二重価格を設定するところが出てきており
賛否両論が出てきています。
沖縄の不動産業界でも
地元の人向けの廉価版と
県外・海外の人向けの高価版の二重価格を設定したら
良いのではないかという話も雑談レベルでは
出てきています。(笑)
そもそも、沖縄には
地元の人に貸すよりは
米軍関係の外人さんに2倍の家賃で賃貸するという
外人住宅ビジネスが既に存在しています。
また、不動産には
購入者へのお買い得感をかもし出す手法として
二重価格表示は既に横行しています。(苦笑)
ですので、
県外・海外の人向けの高価格表示を加えたら
三重価格になってしまいます。(笑)
不動産の価格も
需要と供給のバランスで決まりますが
今のままでは、県外や海外向けの高値が横行し
地元の人は不動産を買ったり借りるのに
余計な負担を強いられることになります。既にそうなっていますが
また、
価格だけの問題ではなく
最近、反対運動が増えつつある
山林を削っての大規模な太陽光パネルの設置なども
土地の売買には不動産屋が絡み
お手伝いしているものです。
こうして、不動産屋も
悪魔に魂を売ることもある商売なのです。