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築40年の海沿いのコンドミニアム型リゾートマンションの崩壊

*写真は毎日新聞のネット版から転載 ⇒ https://mainichi.jp/graphs/20210625/mpj/00m/030/001000f/1

昨日アメリカのマイアミで
リゾートマンションの一部が崩落しました。

まだ行方不明の方が
沢山いらっしゃるようですので
まずは多くの人命が救われることを願います。

マイアミは、沖縄と同様に
海に面した南国リゾート地ですので
似たような環境と言うことも有り
気になります。

報道によると、崩落のあったマンションは
築40年(1981年竣工)だそうです。

マンションの建っている環境を確認しようと
Googleマップを見ると
ご丁寧に「崩落箇所」を示すアイコンが出てきてしまいます。(苦笑)

報道されている写真と
Googleマップの航空写真を照らし合わせてみると
マンションの海側の約3分の2の範囲が
崩落していることが分かります。

また、現地の不動産情報を見ると
マンションにはプールやフィットネス等がついており
マンションからビーチに直接行ける
オーシャンフロントがウリの一つとなっています。

12階建て全136戸のコンドミニアムタイプで
販売価格は7,000~8,000万円が主流で
高いところでは3億円を超えるお部屋もあったようです。

Googleマップの航空写真でマンションを見ると
屋上の劣化が気になりますが、崩壊した時には、
ちょうど補修工事が施工されてたという情報もあります。

また、一部の報道によると
このマンションでは、
周辺の開発により敷地の一部が
年に2ミリ程度沈下していたという情報もあります。

沖縄にも築40年近い
マンションはたくさんあります。

マンションの購入を検討されるお客様から
「マンションの寿命は何年ですか?」
と聞かれることがあります。

国交相の報告書等では
「マンションの平均寿命は築46年」となっているものもありますが
これは、税務上の減価償却年数の「47年」を忖度したものでしょう。(笑)

外壁等の共用部分の必要なメンテナンスと
専有部分であるお部屋の中の設備や配管類の交換を適宜実施していれば
マンションは80年でも100年でも持つとも言われてています。

そう言われている中
今回築40年のマンションが
何故あのような形で崩落したのか、
海沿いということで何か別の要因があったのか等
現時点ではなかなか想像が付きません。

まずは住民の救出がされたあと、
崩壊の原因調査がされていくことになります。

アメリカさんのすることですので
どこかのお国でたびたび発生する事故や
どこかの県の重要文化財の火災焼失と違い
原因は明確になると思います。(笑)

その中から
沖縄の不動産にも共通しそうな点等を学習しておくことが
沖縄での安心な不動産売買にもつながるものと理解しています。