週末からのシルバーウィークは天気も良さそうなので
お出掛けしたくなるものですよね。
さて、昨日の続きです。
沖縄の軍用地の売買情報が
出回りにくい理由についてでした。
昨日も書きましたが、軍用地は売主側から
仲介手数料を取れないことが多いため
軍用地の物件を預かっている不動産業者は
自社で買主を見つけ、買主からの仲介手数料を
満額もらいたいものです。
実際、
軍用地の売買情報を持っている不動産業者に問合せをすると
「同業者への紹介はご遠慮させて頂いております」
と体裁良くお断りされることもあります。
また、最近は業界内で
「不動産情報の囲い込み禁止」の風潮もあるため
形上はお断りされないにしても
歓迎はされないものです。(笑)
こうして、軍用地の売却情報は
仕入れ元の不動産業者から
外部にはなかなか流通していかないものです。
軍用地は沖縄でも人気で
地元の人たちも良い情報を常に探しています。
今は新型コロナの影響で
飲み会は軒並み自粛となっていますが
沖縄の定例飲み会である「モアイ」でも
軍用地のことが話題に出ることがあります。
自分は○○に軍用地を持っているんだけどさ~
今度、売ろうかと思っている訳よ。
良かったらボクが買いますよ。値段はいくらですか?
と言うように、モアイの場で
売買が成立してしまうことも
リアルにあります。(笑)
それくらい軍用地は地元でも人気であり、
物件の動きが速いのです。
こうして、
売却の情報が表に出回る前に
買い手が決まることもよくあるため
軍用地の情報は外部ではあまり流通しない
とも言われています。
このように人気が高く
メリットの多い軍用地は
沖縄の不動産のお宝です。
このお宝が存在し続けるためには
沖縄に軍用地が存在し続ける必要があり
そのためには米軍施設が有り続けてもらう必要もあります。
ちなみに
軍用地は米軍施設だけで無く
沖縄に駐在する日本の自衛隊の施設がある敷地もそうですし
那覇空港がある土地も国(国交相)への借地です。
沖縄の借地ビジネスは
行く末もご安泰です。
それゆえに軍用地は
【沖縄のプレミア不動産】と言われるのです。