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不動産のマイノリティーとマジョリティー

朝晩に空気がリセットされる感がある
この時期は過ごしやすいですね。

さて
不動産業界では
「不動産は出口が重要」とよく言われます。

これは
「不動産を購入するときは
売却する時のことを考えて購入するように」
という考え方で、不動産に小慣れた方々であれば
ほとんどの人が口にする合い言葉みたいなものです。(笑)

これは、主に
投資用の不動産を購入する時の
考え方ではありますが
自宅などの自己居住用の不動産についても
同様のことが言えます。


ボクはこの家に一生住むから出口なんて関係無いですよ。あはっ

という人もいらっしゃいますが
人生30年も生きていれば
ライフプランに変化が生まれ
多くの人がその不動産を手放したり
住まなくなったりする時期が来るものです。

例えば、
ファミリーであれば
家族が増えて手狭になったり
逆に家族が独立して広すぎるようになったり。

また、
ずっと独身を貫き通すつもりであっても
歳を取れば早々と介護施設のお世話になるかも知れませんし
ある日突然、運命の異性に出会うかも知れません。(笑)

そんなときに
所有している不動産がどれだけ売りやすいかが
売却の価格にも影響します。

例えば、
スキー近くのリゾートマンションに
リモートワークで暮らしをしていた人が
いざその部屋を売却しようとしても
管理費等の維持費の高さと
交通アクセスの利便性の面で
タダ同然でも買い手が見つからないという話は
最近はよく聞く話です。

そう考えれば、不動産の購入時には
先程のようなマイナーな物件ではなく
自ずと立地や間取り等は無難なものを
選ぶでしょう。

そんな出口の話だけで無く
不動産は「入口が重要」という考え方もあります。

例えば、以前、県外で
マンションのベランダで喫煙をしていた住人が
上の階に住んでいる住人から健康被害等を理由に
損害賠償を求めて訴えた事例がありました。

下の階の住人は
それまでは自分の部屋の中で
喫煙をしていましたが
室内をリフォームしたのをキッカケに
「自分の室内は汚したくないから」という理由で
ベランダで喫煙を始めたそうです。

上の階の住人からすると
そんな理由で自分たちの部屋や洗濯物に
タバコの煙や臭いが入り込んで来ては迷惑です。

上の階の住人は
実際に健康を害していますが
喫煙との関係性については今のところ不明で
判断は最高裁にゆだねられています。

最近は
喫煙者の数も減少はしていますが
かと言って、現在の日本は
マイノリティーの権利が何かと言われる時代でもあります。

先程の喫煙のトラブルも
世の中には全面禁煙を規則としているマンションも
あります。

喫煙をしたい人は
そういったマンションに住まなければ良いだけですが
かといって、タバコが吸わない多くのたち人が
全面禁煙のマンションに住めば良いという話でもありません。

そもそも
世の中には全面禁煙を規則とした物件はまだまだ少ないですし
一部のマイノリティーの方々のために
多くのマジョリティーが不憫を強いられるのもアレなものです。

話がすっかりそれてしまいましたが
不動産を選ぶときには
入口のルールやその説明をきちんとしておけば
途中のトラブルも極力避けることが出来ますし
それが出口(売却)にも功を奏すことにつながるでしょう
ということで無理矢理話をまとめておきます。(笑)

それにしても、喫煙の話のみならず
今の日本はマイノリティーとマジョリティーの権利主張が
ギクシャクした時代の過渡期ですね。