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沖縄の不動産売買で悪魔に売った魂の値段

前線の通過に伴い、夜半にかけて
沖縄でもハゲしい雨が降る見込みです。

さて、
昨日は沖縄の元市議会の議長さんが
那覇市内の不動産取引に関連し
賄賂を受取った容疑で逮捕されました。

今回の事件は
不動産業界の縮図のような
ツッコミどころ満載の事案ですので
今後何回かに分けて取上げていこうと思います。

今回は、まず
その入口部分からです。

歴史的に見て
不動産の取引は
大きなお金が動くこと、
また取引に伴うトラブルも多いことから
反社などの特定の力を持つ人や
政治家などの権力を持った方々が
扱うことの出来た美味しい世界でした。

ですので
一般の人が不動産を扱おうとすると
それらの力によって
直ぐにツブされたものでした。(笑)

当時の不動産取引は
現在と違って免許やルールなどありませんので
彼らのさじ加減によって詐欺などの犯罪も
絶えませんでした。

とくに戦後の混乱期は
ヤリたい放題でした。

そこで
消費者の保護を目的に
今から約70年前の1952年に宅建業法という法律を作り
不動産の取引を免許制にしたのですが
面白くないのは、これまで不動産を扱ってきた
力のある方々です。

とくに、
反社の方々にとっては
これまでの自分の島を荒らされるようなものですので
当然、おどしや嫌がらせ等により
免許を持った不動産業者への妨害を行ないます。

その対応に困った不動産業者は
彼らと闘うことよりも
仲良くなる協調路線を選びました。(笑)

また、
既存の反社の中には、免許を取得し、
不動産業者として成り上がった方々もいらっしゃいます。(笑)

それらの延長が
ひと昔前の不動産業者という訳ですので
以前の不動産業者が悪徳だらけというのも
納得できるものです。(笑)

そして、今でも
悪徳な業者が存在するのが
不動産業界なのです。(苦笑)

その後、平成に入り
暴対法(暴力団対策法)が出来ると
彼らの収入源の一つである不動産取引への介在が一切禁止となり
今では反社の方々が不動産の取引に登場することは
だいぶ少なくなりました。

しかし、地上げが絡んだ案件などでは
まだまだ健在です。そう簡単には無くならない・・・

ちなみに、
今回の那覇市内の事件では
過去に大手金融機関・証券会社の総会屋として活躍した
大物の元総会屋も絡んでいらっしゃるようです。

「元」といえども
総会屋とは
すなわち反社ですので
今回の事件での反社とのつながり状況によっては
さらにコトが大きくなりそうです。

話は戻りますが、
暴対法により反社の方々が、
不動産取引に関われなくなると
喜ぶのは権力を持った政治家さんたちです。

これまで
儲けの取り合いになったり
分け前を取られていた反社というライバルが居なくなり、
儲けを独り占め出来るようになりました。(笑)

しかし、何ごとも
過ぎたるは及ばざるが如しで
一人勝ちに味を占めていると
すべて自分の力だと過信し
何かに付けて強引になって来るものです。

また、態度も
どんどん横柄になるものです。

これまで従順だった身内も
だんだんイヤ気が差してきて
内部告発なども出てきます。

こうして
徐々に敵も増えていくことになり
水面下で動いていたはずの行為が
徐々に表沙汰になっていくことになります。

この続きは長くなりますので
また次回に。