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沖縄の海沿いの木を勝手に伐採すると・・・

昼間の最高気温が県外と逆転し
南国のお株を剥奪されそうな沖縄です。

そんな沖縄の海岸線で
【保安林】という標識を見かけることがあります。

【保安林】には色々な種類があり
【防災林】というような標識がついていることもありますし
一見、標識が見えなくても地目を調べてみると
【保安林】となっている土地がたくさんあります。

【保安林】と言うと、
山に大雨が降った際に土砂崩れを防いでくれたり、
山に降った雨水を浄化してくれたり、
山の景観を守るといったふうに
どちらかというと山に関わる森林のイメージがあります。

沖縄の山にも保安林はありますが、
周りを海に囲まれた島国の沖縄では
海岸線の保安林も重要な役割を果たしています。

それらの保安林を
【海岸防災林】と言い
海岸からの塩分を含んだ風や飛砂による塩害から
田畑や住宅を守る役割をしています。

また、沖縄の場合は
台風による高波の際に
海水が陸地に入り込んでくるのを防いだり
高潮の勢いを弱めることによって
田畑や住宅を守ってくれます。

しかし台風や高潮によって
実際に被害を受けることはそうあるものではなく
普段はただの海辺にある森林であるため
海岸線沿いに住宅などの不動産を持っている所有者の中には
その不動産から海が見えるのを妨げている存在のように
思う人もいるものです。

そして
中にはその保安林を勝手に伐採し
自分の敷地から海がよく見えるようにする人も
いらっしゃいます。

しかしながら
保安林を伐採するには
役所の許可が必要です。

勝手に伐採してしまうと
森林法違反になります。

以前、
やはり沖縄の海岸線の地域で、
自分の敷地から海に出るのに
保安林が邪魔になるからと言って
保安林を勝手に伐採した地主さんがいました。

保安林は
役所の人が定期的に状況・状態を確認しているようで
その際に、それがバレて
もれなく原状回復をさせられたという例もあります。

沖縄の海岸線沿いの不動産は
根強い人気がありますが
それらの周りの保安林は
勝手に伐採出来ませんので
ご注意下さい。