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沖縄の食文化のアグー豚も不動産業界では嫌悪施設

理想論を盾に色々と批判も受けていますが
JR東海の現場のみなさん引き続き頑張って下さいね。

さて、
不動産においても「嫌悪施設」という概念があります。

一般的には
お墓や火葬場やゴミ処分場等がそれに該当しますが
都市化が進んでいる街中では
ヤ○ザの事務所も嫌悪施設となります。夫婦の中が険悪な家も「険悪施設」です(笑)

嫌悪施設かどうかは
人間の感覚によるものであり
定量的な規定や規準がないため
受け止める側によって異なるものでもあります。セクハラみたいなもの

よって、沖縄では、
米軍基地や自衛隊を 険悪 嫌悪施設という人も
いらっしゃいます。

そんな沖縄で、現在
「嫌悪施設」と呼ばれている
とある施設の扱いで
少々モメています。

その施設は
沖縄本島の南部にある養豚場で
「嫌悪」と言われる原因となっているのはその臭いですが
「悪臭対策」の組織が出来るほど
周辺住民からは迷惑施設扱いされています。アグー豚も気の毒・・・

養豚場のある地域は
那覇市内まで車で40分程度の距離であり
近年、沖縄の不動産ブームにも乗り
周辺には住宅もかなり増えました。

迷惑施設扱いをしている住民の中には
それらの住宅の方々もいます。

そもそも、この養豚場は
約60年前からありますので
これらの住民は養豚場が出来た後に
引っ越して来たことになります。

ですので、人によっては

養豚場があるのが分かって
引越して来たんでしょ

 

という人もいます。

おっしゃるとおりです。

沖縄でも
米軍基地がある地域周辺に
住宅を購入する人も沢山います。

これらの方々も
当然、米軍移設があることを
予め分かっていた上で購入していますので
基本は承知の上でのことです。

しかし
養豚場の悪臭も飛行機の騒音も
予め分かっていたと言えども、時には
我慢出来ない程度の状況に陥ることもあるでしょう。

私の実家も
以前は隣りに牛小屋がありましたし
今でも、川の対岸には養鶏場があります。

ですので、小さい頃から
いつも家畜の糞尿の臭いがしていた記憶があります。

また、ハエもたくさん飛来していましたので
衛生面が気になる人は耐えられません。

しかし
先程のように
臭い等は感覚的なものであるため
人によって受け止め方が違います。

私の母は60年以上住んでいても
今でも養鶏場の臭いが苦痛のようです。

その一方で、私は
実家のトイレが汲み取り式であったため
近所の家畜の糞尿の臭いよりも
人間の糞尿の臭いの方が
イヤで仕方が無かったものです。(苦笑)

繰り返しになりますが
嫌悪施設については
明確な規定や規準がないため
不動産を売買する際にも
気を使う部分です。

例えば、
臭いに関する嫌悪施設だと
何メートル以内にあれば重要事項説明義務がある
という基準はありません。

1キロ離れた場所であっても
風向きによっては臭いを感じることもありますので、
家畜の糞尿に接したことの無い都会育ちの方々には、
それだけでも苦痛に感じることでしょう。

だからと言って
1キロ離れた家畜の施設の説明を受けていないことが
重要事項説明違反だとは
ならないものです。

話は大きくそれましたが
この沖縄本島の南部地域の
養豚場を舞台にしたモメごとについてですが
話が長くなりますので
続きはまた次回で。