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株式会社沖縄ネット不動産
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沖縄のお墓参りも立派な通行権。

久しぶりに沖縄に戻って来ました。

さて、
以前、事業用の不動産を所有されている方から
相談があったときの話です。

その人が所有する不動産は
沖縄の美しい海の見えるオーシャンビューの素敵な物件です。同じことを2回言ってます

しかし、沖縄も
眺めの良いところにはお墓があるもので
その不動産の隣にもご多分にもれずお墓がありました。

ご先祖さまを大切にする文化は
沖縄も県外と変りませんので
隣にお墓があってもとくに気にしない人もあれば
お墓の隣は露骨にイヤがる人もいらっしゃいます。

当社に相談があった方は
隣にお墓があることは別に気にしていませんでしたが
あることが気になっているとのことでした。

それは
「お墓参りをする人が
自分の敷地の中を勝手に通行すること」についてでした。

お墓参りですので
年に数回のことではありますが
沖縄のお墓参りはシーミー(清明祭)など
親戚等も含めて大人数で行なうこともあります。

その人が所有する不動産は
観光客を相手にする商売ということもあり
お墓参りのたびに自分の敷地の中を
大人数がぞろぞろと通行するのが気になるとのことした。

話をうかがうと
お隣の墓に行くには
現状はどうしてもその人の敷地の中を通らなければならないようです。

また、時期的な前後関係からすると
その人が所有する事業用の不動産よりも
お隣の墓の方が古くから存在しているでしょう。

そうすると
お墓参りをする方々は
ずっと以前からその敷地を通っていたことが想像されます。

これらのことを客観的に見ると
お墓参りをする方々には
他人の敷地を通行する権利があるのではないかと
考えられます。

その旨をお伝えし
正確には弁護士さんに相談するようアドバイスしました。

また、不動産屋としては
今後、その不動産を第三者に売却する可能性がある場合には
買主にもそのことをちゃんと説明しておくことが
後々のトラブル防止となることをアドバイスしました。
あと、売却する時は当社に声かけて下さいねって

また、売却に際しては
お墓参りをする方々との間で
何らかの取り決めをしたり
場合によっては、お墓までの通路部分を分筆・売却するなど
事前の対処も出来るかも知れません。

ご先祖さまをより大切にする沖縄では
間もなくシーミーの時期になります。(今年は4/4頃から)

シーミーやお墓参りは
昔からのあたり前の沖縄の光景ですが
この相談者のように
隣のお墓があることはそんなに気にならなくても
自分の土地を第三者が勝手に通行するのは
気になるという人もいらっしゃいますので。