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転貸借ビジネスのツケ

週末にかけ、ちょっとした台風もどきが
やって来そうな沖縄です。

さて
不動産が絡んだビジネスで
「又貸し」というのがあります。

所有者から不動産を借りた賃借人が、
第三者に賃貸し、使用収益させることで
法律用語では【転貸借】と言います。

テレビCMの誠実っぽいイメージとは異なり
夜遅くまでの客先に居座り営業をするなど
強引な契約で社会問題になっている
サブリース契約も転貸借契約です。(笑)

不動産の所有者から一括で借り上げしたものを
第三者に再度賃貸をして、それ以上の
収益を出さなければならない訳ですから
損益分岐点も明確です。

そして、そのぶん
営業に対してもノルマも
厳しくなる訳です。(苦笑)

所有者から不動産を高額で借りて
その不動産でさらに儲けを出すためには
大きな付加価値を加えるか、
あるいは不動産の所有者を最初からダマして
途中で契約の条件を変更するしかありません。(笑)

沖縄でも
又貸しのビジネスで
ドロ沼化している事件があります。

大手のホテル会社が
建物を一括で借り上げ
ホテル経営をしていましたが
月額約3,000万円の高額の家賃の見直しを
不動産のオーナーに申し出ていました。

しかし
そんな自分に不利な話を
不動産のオーナーが聞き入れる訳もありません。

しかしながら
そこに新型コロナの影響でホテルの宿泊客が激減すると
ホテルの経営会社はその不動産から
撤退することになりました。

ホテルからの営業収入がゼロになる訳ですので
厳しい判断だったかとは思いますが
毎月3,000万円の支出が無くなったことで
相当身軽にはなったと思います。

一方、毎月3,000万円の収入が無くなった
不動産のオーナーは大変ではないかとお察しします。

その上、退去に伴う
敷金の精算や原状回復でもモメているようです。

不動産の一括「かりあげクン」は
スタートライン(賃料)のハードルが高いと
何かと無理のツケが他へ飛び火するものです。


あはっ