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長期金利の利上げに伴う沖縄の不動産市場への影響。

年末に掛け
お寒い日が周期的にやって来るようですね。

さて、昨日のブログで
「来年の春に利上げが想定される」
と書きましたが、
昨日あっさりと利上げに着手しちゃいましたね。

経済評論ブロガーとしては
失格です。(苦笑)

そもそも利上げに関しては
10年近く前から、日銀が
「物価が2%上昇するまで金融緩和を継続する」
としていた大方針ですし、今年の10月にも
それを豪語していらっしゃいました。

日銀総裁の黒田クンは
「今回は変動幅の見直しであり、利上げではありません」
と否定していらっしゃいますが
実質的には利上げです。(笑)

朝令暮改は否めませんが
それほど差し迫った状態でもあるんだと
想像します。

今回の金利の引き上げにより
金融機関の金利も
当然に引き上げられることになります。

不動産の関連では
住宅ローンの固定金利も
引き上げられます。

固定金利の引き上げに伴う
住宅ローンへの負担については
以前のブログで
金利引き上げられた場合の
シミュレーションをしていますので
よろしければそちらを参照して下さい。

↓ 過去のブログ

不動産と金利と金融機関の恐怖

住宅ローンの固定金利が上がると
毎月のローン返済の負担が増えるとともに
借入可能な融資額も
減少することになります。

現在、新築のマンションや住宅は
円高や資材の高騰により
物件のコストや価格が上昇しています。

金利の上昇により
円高が抑制されていくという効果はありますが
その一方で、住宅ローンの負担の増加は
買い控えという需要の減少にもつながります。

そうすると
常に売り続けなければならないビジネスモデルの
新築マンションや新築の住宅分譲業者は
経営上のダメージを受けることになります。

また、
金融機関の貸し出し金利が上昇すると
民間企業の設備投資が減少するのと同様に
不動産業界においては
それらを原資とする
不動産への投資も減少します。

不動産市場が全般的に
縮小方向に動くものです。

とくに
沖縄のようなリゾート系の不動産は
景気の影響を大きく受けますので
県外や海外の企業も、
引き際も早いものです。

このままでは
イケイケ状態だった沖縄への投資も
冷や水を浴びることになります。

そうならないキモは
イケイケの景気とマインドの維持です。

そのためには
残念ながら税金を投入して
経済を刺激していかなければならないのが
これまでの日本です。

そうすると
これからも国の借金(国債の発行)が増え続け
利上げに伴う国債の金利負担も大きくなるという
悪循環も続くことになります・・・

これらは全て机上の空論ですので
現実は全くの杞憂に終わるかも知れません。