日本の南海上の熱帯低気圧は
日本への影響はなさそうですね。
さて
不動産の売買においては
買主が物件を内覧した後に
不動産を購入するのが一般的です。
よく
新築マンションや建売住宅などの場合には
完成前に申込み・契約を行ないますが
あれは、ある程度つくりが標準化されているとともに
販売用のパンフレットやモデルルームなどでも
完成後の状況がイメージできるためです。
それに対し、
中古の物件となると、
生活感や使用感が出たり
また、設備や内装等も劣化していることもありますので
同じマンションや建売住宅でも
不思議なことに、新築時とは全く様子が
変わってしまっていることもあります。
ですので
中古の物件においては
現在の状況を示した写真の情報は
購入検討者に興味を持ってもらうための
重要な第一関門になります。
その第一関門をクリアした上で
次の第二関門である
実物の内覧作業に移行する訳ですが
この段階でも障害が訪れることもあります。
その典型が
まずはオーナーチェンジ物件です。
第三者に賃貸している不動産を
その状態のままで買主に譲渡するオーナーチェンジ物件の場合
賃借人に貸している室内を内覧するには
当然ながら賃借人の了解が必要になります。
しかし、
賃借人には内覧に応ずる義務はありません。
また、
売主側も、自分の都合による物件の売却なのに
それに伴う内覧を賃借人に協力を強いることは
しないものです。
ですので
オーナーチェンジにおいては
買主は室内を見ないで購入を決断するは
一般的なことなのです。
また、
オーナーチェンジでない中古物件であっても
売主側が物件の内覧を望まないケースもあります。
この物件の売主は変わった人なんですか?
とお客さんに聞かれることもありますが
決してそうではありません。
売主としては
自分たちの生活や使用している場を
第三者に見られるのが
ストレスに感じるものです。
また、最近は
闇バイト強盗も増加しているため
見ず知らずの人に、家の中の様子を見せてしまうのもどうか
という今の時代ならではの警戒感もあるものです。
とは言いながらも
オーナーチェンジ物件でなければ
中古の不動産では内覧が出来るというのは
不動産売買では一般的な感覚ですので
その内覧が出来ないというのは
さすがに買主側も抵抗があるものです。
それでも内覧の対応が難しい場合は
残念ながら、売却に時間が掛かったり
良い買主を逃してしまう可能性があることを
売主さん側にはあらかじめ理解しておいて頂く必要があります。