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契約締結後に融資が下りずローン特約を適用したケース

契約締結後に融資が下りずローン特約を適用したケース

おはようございます。

最高気温の第1位が
沖縄に戻ってくる季節となりました。

さて、
不動産の売買契約の中に
【ローン特約(融資利用の特約)】という条項があります。

これは、買主が
不動産の購入にあたって
金融機関からの融資を利用する場合に
適用される条項です。適用しないケースもあります

具体的には、「売買契約を締結した後で、
もし融資の承認が下りなかった場合
買主はノーペナルティーで契約を解除することが出来る」
という内容です。

金融機関の融資の審査は
売買契約の締結後、
買主が金融機関への正式申込を行なった後に
1ヶ月以上の日数が
掛かることもあります。

この間、売主は
融資の審査結果が出るのを
ひたすら待つしかありません。

ですので
万が一、融資の承認が下りなかったという事態になると
1ヶ月近く停止していた買主の募集を
そこから再開することになり
売主にとって大きな負担となります。

ですので
売主に負担を与えないためにも
通常は売買契約を締結する前に
買主は金融機関にて
融資がOKかどうかの事前審査を行ないます。

その上で、売買契約を締結します。

ですので
売買契約を締結した後で
「やっぱりローンの承認が下りませんでした」
ということはマズ無いものです。

しかしながら
これまでの不動産取引で
融資の承認が下りなかったケースが
当社では1度だけあります。

それは、
買主が不動産業者のケースでした。

不動産業者が買主であっても
不動産の購入にあたっては
金融機関の事前審査を受けてもらいます。

不動産業者だから
融資の承認が下りるとは
限らないからです。

しかしながら、日頃の業務では
お客様にローンの事前審査を依頼している不動産業者でも、
いざ自分が買主となると
いい加減な対応を行なう業者もいます。(苦笑)

 

銀行の事前審査は大丈夫なんですか?

 

大丈夫、大丈夫!

 

本当に大丈夫なんですか?

 

オレも不動産屋だから、それぐらい分かるよ。
なんでオタクにそこまで確認されなきゃいけないんだ!

 

同業者さんのメンツも考慮し
これ以上の追求はしませんでしたが
それがアダとなりました。

その後、決済の時期が近くなってから

やっぱり融資の承認が下りなかったんで
ローン特約で解約するよ

売主に迷惑をかけていることを詫びることもなく
平然と連絡してきました。

不動産業者の中には
いい加減な対応をする会社も
相変わらず生息しています。

彼らは
過信とハッタリで生きながらえています。

そう言う意味では
不動産の取引を行う時には
一般の買主さんの方が安心な場合もあります。