【モメない相続】を上手に実践する方法

夜中にハゲしく降った雨も上がり
明日からはまた暖かい晴れが戻ってくる沖縄です。

さて、相続というと
ひと昔前までは、厳粛なものであり
家族の中でも口に出すのがタブーのような
雰囲気がありました。

これは、日本の場合、
昔から長らく続いた家長制度の影響も有り
「相続は家長である父親が決めるべきことであり
それ以外の者がどうこう口を出すべきものでない」
という雰囲気がありました。

また、相続は
話題を出しただけで気まずい雰囲気にもなるので
タマにしか会う機会のない親族なのに
そんな時にわざわざ気まずくなる話をするものではない
という暗黙の雰囲気もありました。

とくに、
相続の対象となる親族が独立をして
それぞれ家族を持っていると
ほとんどの場合で相続はモメるものです。

その理由は嫁(ヨメ)です。

血のつながっていない嫁は
好き勝手言うものですので
相続に関しても

アンタ何考えてるの。そんな分け前で納得して来るんじゃないわよ！

と旦那をアオる嫁は
世の中にたくさんいるものです。（苦笑）

また、相続については
「相続なんてお金や不動産をたくさん所有している人の話でウチには関係無い」
と思っている人もたくさんいました。

しかし、それは
テレビドラマの見過ぎです。（笑）

現実的には
相続でモメる事例の多くは
財産をほとんど持っていない家庭なのです。

昔から「金持ちケンカせず」と言うように
ケンカをすると結果的に自分が損をするし、
損をしなくても無駄なエネルギーを使うので
お金持ちは人と争うことはしないものです。

近年になり相続は身近な問題として取り上げられることも増え
最近は相続をテーマとした講演会やセミナーも
やたら開催されています。

いずれも「モメない相続」をウリにしており
ほとんどは参加費無料です。

最近はコロナの影響で
リモートで行なうものも増えています。

ちなみに、講演会やセミナーの主催者側からすると、
参加者の中からお金や不動産を持っていそうな人を見つけ
それを次の商売のネタにするのが目的です。（笑）

当社のお客様にも
「モメない相続」を考えている方がいらっしゃいます。

こちらのお客様は
当社にて不動産の購入のお手伝いを何度かさせて頂きましたが
お子さんが4名います。

これらの不動産を相続するのに
どうやったら上手くいくかを考え抜いた挙げ句
「子供たちが結婚する前に分け前を決める」
という結論にたどり着いたそうです。

つまり、
「相続で不公平が出るのは仕方がないことであり、
それに対し文句を言うのは血のつながらない第三者の影響である。
であれば、子供たちが結婚する前の段階で分け前を決めてしまうのが良いだろう」
という考え方とのことです。

確かに、子供のうちは
相続に対しても、それほど欲も無いものですので
不公平があったとしても、すんなり納得しやすいものです。

ちなみに、「血のつながらない第三者」とは
やはり「嫁」を想定しているそうです。（笑）

今年も頂いた年賀状を拝見すると
こちらのお客様のお子さんたちも
そろそろ皆が成人する頃です。。