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裁判の判決が出てもすんなりは従わないの術

裁判の判決が出てもすんなりは従わないの術

前線の通過による影響で
またひと雨来そうな沖縄です。

さて、昨日
沖縄の不動産に関連した最高裁の判決がありました。

那覇市の久米という地域にある
【孔子廟(こうしびょう)】という孔子を祭った施設に
那覇市が無償で土地を貸していたことに対し
最高裁判所が「違法」という判決を出したものです。

yahooニュース ⇒ https://news.yahoo.co.jp/articles/769a7c11a85a58903ab1003e0743da97705bcbf3

政治と宗教について
ブログで触れるのはタブーと言われてますので
ここでは細かい内容についてには触れませんが
昨日の判決によって、少なくとも
「無償での土地を貸していたことは違法」
ということが確定しました。

さすがに最高裁で結論が出たことですので、
敗訴した那覇市も、今後はその判断に
従って行かざるを得ないでしょう。日本は法治国家だし

不動産の取引は
お金と欲が取り巻く世界ですし、
気の強い人やクセのある人がウヨウヨしていますので
少し歯車が狂うと、何かとトラブルに巻き込まれやすい世界でもあります。

そして、それらは話し合いで解決しない場合
調停や訴訟など法的な場で解決しなければ
ならなくなることもあります。

以前、
建物が建っている土地の所有権をめぐって
建物の所有者と隣地の所有者が
争った例がありました。

隣地の所有者が、建物の所有者に対し


そこはオレの土地だ!

と土地の返還とこれまでの土地の使用料の支払を求めました。

話し合いで解決出来なかったため
訴訟となりました。

裁判の結果は
建物の所有者の正当性が認められた上、
建物の所有者が裁判のために要した費用も
負けた方の隣地所有者が支払うこととする判決が出ました。

訴えられた側の建物の所有者は
「これで解決した」と思いましたが
そうはいきませんでした。

その後も、
隣地所有者から建物の所有者へ
費用が支払われない状態が続きました。

裁判で判決が出たにもかかわらず
土地の所有者がそれに従わなかったのです。

裁判所の判決ではありますが
それを履行するかどうかは
敗訴側にゆだねられた状態でした。

これを強制的なものにするためには
文字通り「強制執行」という手続きが必要で有り
そのためにはさらにお金と時間が掛ることになります。

つまりゴネ得です。(苦笑)

今回の那覇市の土地についての
最高裁の判決に対しては
さすがに那覇市もゴネることは無いとは思われます。

しかしながら
昨日の判決を受けて
那覇市の市長さんは「個人的には違和感がある」と
最高裁の判決にケチをつけていらっしゃいました。(笑)

さすが那覇市のボスです。(苦笑)