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株式会社沖縄ネット不動産
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やったモン勝ちの不動産広告

前線による大雨の被害が続いていますが
これに台風が重なることも
想定しておかなければなりませんね。

さて
不動産屋はその仕事がら
色々な相談を持ちかけられるところでもあります。

その中心は
リピーターのお客さんであったり
知り合いであったり、
地域の方々だったりします。

しかし、中には
何でもタダで答えてくれるものと思って
便利屋のように電話一本で
難しい相談を投げかけてくる人もいらっしゃいます。(苦笑)

先日、地元の知り合いの年輩の方から
相談がありました。

相談の内容は
自宅のポストに入っていたという
不動産屋からの1通のチラシについてでした。

最近の不動産業者のポスティングは
物件の紹介のチラシではなく
売却する不動産を募集するチラシが多いもので
そのチラシもそうでした。

いわゆる
「物件求ム」のチラシです。

ちなみに、
不動産屋のチラシは
どうして「求ム」というフレーズが
好きなんでしょうかね。(笑)「ム」はカタカナ

話がそれましたが
そのチラシを拝見すると
「この地域限定で探しているお客様がいるので
不動産を売却する予定の人は連絡下さい」
というものでした。


そんなの、どこのチラシでもあるヤツじゃないですか。あはっ

そのチラシも、
ある特定の人向けに宛てた
手紙のようなスタイルでした。

さらに、
この地域で物件を探しているというお客さんの
経緯(いきさつ)などをストーリー仕立てで
書いているものでした

そのチラシを見た知り合いの方は
「他人の身の上話を聞かされているようで何だかムカムカする」
また、特定の人向けの宛てたチラシだったことから
「アナタの家を売りなさい」と脅されているような気がして
不安な気持ちになったとのことでした。

たしかに
知り合いの人からすると
自分の家で安泰に過ごしているのに
見ず知らずの不動産屋から
他人の身の上話を聞かされた上に
突然「家を売れ」と言われ
どうして自分が不快な気持ちにならなければならないのか
という心境かと思います。

そこで、
知り合いの人には下記を伝えました。

・今回のようなストーリー仕立てのチラシは
最近の不動産業界の流行りであること。

・これらのチラシは不動産屋が営業ツールとして
至るところで配りまくっているもので
物件を探しているという人が
実在するかどうかも分からないこと。

・これらチラシを見て、
その不動産屋に売却の相談にいったところで
「お陰さまでそのお客さんの物件はもう見つかりました。
せっかくなんで当社で売却のお手伝いをさせて頂きます」
とオトリに引っ掛かることになること。

ですので、
チラシを見て不安や不快になるのは
自分が損するだけです。と

たしかに、「物件を探しているお客様」というのは
実在している場合もあります。

しかし、不動産業者は
「売却する物件」という仕事が欲しいだけで
チラシを見て不快な思いをする人のことなど
考えはしないものです。(苦笑)

不動産業界では
不動産を購入する人に向けての広告に関する規制や罰則はありますが
不動産の売却を募集する広告には規制はなく
やったモン勝ちなのです。(笑)

とくに、
大手やフランチャイズ系の不動産屋では
「ポスティングをする際は
ストーリー性がよりリアルなものであるほど
そのチラシへの反響が増える」
という指導が横行しているものです。(苦笑)