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不動産の終活(つづき)

今年の夏はオリンピックとワクチン接種の話題で
あっという間に終わっちゃいそうですね。

さて、昨日の続きです。

年輩のお客様が
終活で不動産(自宅)を売却しようとする
お話しでした。

不動産の終活

引越し先の賃貸契約も無事終わり
次は引越しの準備です。

しかしながら
これまで住んできた大きな家から
一人暮らしの賃貸物件に引っ越すには
荷物が多すぎて入りません。

当然、荷物の処分をしなければなりませんが
そのお客様は趣味の用具も多く
安易に捨てることが出来ないものがほとんどです。

そんな状況ですので
荷物の処分の手伝いをしようと思っても
処分して良いものかどうかを、
その都度本人に確認しながら進めなければならず
処分作業の効率も上がりません。

結局、本人が夜な夜な
断捨離をコツコツと行なうことになり
そのうちお客様もグッタリ疲れてしまいました。

ようやく荷造りが終わり
次は新しいお家への荷物の引越しです。

荷造り作業をいつ終えることが出来るのか
予想が付かなかったということで
このお客様は引越し業者には依頼せず
知り合いの人たちにお小遣いを渡して運んでもらうという方法を
選択されました。

そのおかげで
引越しはかなり安く終えることが出来たようです。

賃貸物件の新しいお部屋に引越しの荷物が運び込まれると
次は荷物の開梱ですが、
これも荷造りと同じ理由で
本人が夜な夜なやることになり
ここでも年輩のお客様はグッタリです。

一つの部屋は
段ボールの荷物部屋としたまま
賃貸物件での新しい生活が始まりましたが
当然、これまでとは環境も違います。

契約をする前に内覧はしていますが
実際に住み始めると、
「風通し」「陽当り」「近隣からの視線」が
気になるようになりました。

そのお客様にとっては
「自宅と比べて」が基準となっていました。

長年住み慣れた自宅と
環境が異なるのは仕方の無いことなのですが
お客様の年齢的なものもあり
やはり環境の変化にはナカナカ適応が難しいものです。

しばらく住んでいくと
それが気にならないどころが
ますます気になるようになり
そして不満へと変わってしまいました。

もうこうなってしまうと
お部屋に住むこと自体が苦痛でしかなくなり
とうとう「引っ越します」となりました。

その引越し先は
「元々住んでいた自宅」となりました。

このお客様にとっては
環境の変化は難しく
住み慣れた我が家が一番ということです。

こうして
第三者に連帯保証人をお願いした賃貸借契約を早々に解約し、
また夜な夜な荷造りをして、
荷物の引越しはまた知り合いの人たちに依頼をし
元の自宅に戻ることになりました。

こうしてご自宅は売却せず
お客様の終活はいったん完了となりました・・・。