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不動産の引渡しは年内・年明けどっちがイイの?(つづき)

12月というのに
路上寝がはびこる南国沖縄です。(笑)

さて、
前回の続きです。

新築の不動産の引渡し時期について
固定資産税の観点からは
「年明けの方がお勧め」という内容でした。

新築の不動産の引渡しは年内・年明けどっちがイイの?

今回は
その他の税金面での考察です。

日本では不動産は贅沢品の扱いですので
その所有や売買には税金が課せられています。

固定資産税は
そのうちの「所有」に対して課税される税金です。

一方、
売買に対する税金についても
いくつかの特例があります。

そのうち
身近な特例の一つが
いわゆる「住宅ローン減税」です。

住宅ローン減税は
住宅を購入した年の
年末のローン残高に対し
一定の割合(0.7~1%)の税金が控除されるものです。

結論から言うと
住宅ローン減税においては
年末の引渡しでも、年明けの引渡しでも
それほど差は出ません。

これは、
その年の年末と翌年の年末とで
住宅ローンの残高が
仮に200万円の差があったとしても
控除される税金の差額は
200万円×0.7%=1.4万円程度であるという
考え方からです。

しかしながら
この住宅ローン減税も、年によっては
12月末までに引渡しを受けた場合は
通常よりも控除期間が延長されるという特例が
付加されることもあります。

また、
それ以外にも
子育て世代の住宅購入や
省エネ住宅の購入や省エネリフォームの資金の一部を
国が援助する施策等が突然導入され
その給付の条件に「12月末までの入居」が
設定されることがあります。

これらの場合には
当然、年内の引渡しが断然お得となります。

以上のことをまとめると
下記の通りです。

①新築の物件の場合は、原則として
 年明けに引渡しを受ける方がお勧め
②ただし、その年に住宅政策の特例が付加されている場合は
 年末に引渡しを受けた方がお得

ちなみに、
中古の不動産の売買の場合も
「年内の引渡し」を条件に
住宅政策上の特例が付加されることもありますので
国の動向についても、新聞やネット等で
アンテナを張っておいた方が良いでしょう。

また
中古の不動産の固定資産税については
売主と買主で日割精算を行ないますので
引渡しは年内・年明けのとちらでも
差はありません。

ひと昔前は
年末の引越しは夜逃げのようであると
敬遠される雰囲気がありましたが
今は特段の違和感もありませんね。

以上、ご参考まで。