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不動産業者に必要な能力(アオって買わせろ、アオって売らせろ!)

皆さんそれぞれにGWを謳歌されたことと思いますが
当ブログも本日からまた宜しくお願いします。

さて
不動産業は
「お客さんにいかに物件を 売りつけるか 購入してもらうか」が
キモだとよく言われます。

不動産業の主な収入源は
お客様からの仲介手数料ですので
物件を購入してもらい
仲介手数料を支払ってもらってナンボのものです。

ですので
お客さんに物件を購入してもらうタメには
色々な手法を使います。

その手法も
丁寧できめ細やかな対応等もあれば
熱意と根性のような体育会系の対応もあります。(笑)

また、
夜討ち・朝駆けや
自宅への長時間の居座りや
契約書にサインするまで事務所へ監禁するなど
会社から与えられたノルマを達成させるために
違法な営業を行う不動産屋も
いまだに存在します。(苦笑)

また、
不動産屋の違法な行為は
直接的なものに限らず
買主を釣り上げるための行為もあります。

例えば
不動産の物件の広告で
「早い者勝ち」や「今がチャンス!」等の
お客さんをアオるようなものをよく目にしますが
これらはいずれも違反広告です。

しかし、違反を犯してでも
お客さんに物件を購入してもらった方が割がいいと考えるため
これまでは違反広告を繰り返して来ました。

しかし、時代は変わり
違反広告への取り締まりや罰則も
徐々に厳しくなって来ると
不動産業者も戦術を変更するようになりました。

これまでの
買主をアオる広告から
今度は売主をアオる広告へと方向転換です。

不動産業のもう一つのキモに
「いかに物件の売却依頼を取りつけるか」
と言うのがあります。

これは
不動産を売却しようとする売主からの依頼はもちろん
不動産の所有者に、如何にして不動産を売却しようと
思わせるかという行為で、その際の売却依頼を取りつければ
その不動産業者の売物件の数が増えることになるのです。

ちなみに、不動産については
買手を募集する広告には規則や罰則がありますが
売却依頼を取りつけるための広告には
規制はありません。

よって、現状は
ヤリたい放題です。(笑)

例えば、売主をアオる広告には
色々なタイプがありますが
共通するのは「脅し」や「お得」です。

不動産の所有者が
「いま売らなきゃ」とか
「今のうちに売った方が得だ」と思うような
気持ちにさせるのが常套手段です。(笑)

例えば
中古マンションであれば
「このマンションは今後修繕積立金が値上りしていきますので
早めに手放しましょう」と修繕積立金の値上りを
脅しの材料に売却をアオります。

「現在の不安定な社会情勢では、
今後不動産が値下りする可能性があるので
今が売却のチャンスです」というように
社会情勢という漠然とした不安を材料に
売却をアオる広告もあります。

また、最近は
「今後日本は人口減少に伴い需要が減少し
不動産が値下がりするので、高く売れるのは今です」
とアオる広告も目にします。

その一方で、買手側に対しては
「インバンド需要が戻り、不動産は今後値上りするので
不動産を購入するのは今がチャンスです」
と購入をアオる広告も飛び交っています。

不動産業界では
二枚舌やダブルスタンダードは
単なる営業手法に過ぎません。(笑)

そんなことに罪悪感を抱いていては
不動産屋は務まらないと言われています。(苦笑)