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不動産の価格を測る正確な定規は見当たらないものです

ガスの臭いがする中で
タバコを吸うのは勇気ある行動です・・・

さて、昨日は国税庁から
今年の1月1日時点の【路線価】の公表がありました。

みんなが気になる沖縄も
ご多分に漏れず
順調に上昇しています。(笑)

沖縄ではコロナが再び蔓延していますが
不動産の世界においては
とっくの前にコロナ禍を脱却し
南国リゾートバブルまっしぐらに
進んでいます。(笑)

ちなみに
沖縄で最も高い路線価の場所は
那覇市の国際通り入口付近で
坪あたり約480万円の評価です。

それ以外にも
おもろまち、北谷町、宮古島、石垣島等も
軒並み上昇しています。

これまで何度か書かせて頂いておりますが
日本の土地については
5つの価格表示があります。

そのうち、
今回公表された【路線価】とは
相続税や贈与税を申告する際に
目安として使用する価格表示の一つです。

そして、通説では
路線価を0.8で割り戻すと
それが市場での価格であると言われています。

しかしながら
【路線価】を0.8で割り戻しても
市場で実際に売買されている価格とは
大きく異なっているのが実情です。

たとえば、先程の
沖縄で最も路線価の高い場所の
坪あたり480万円という路線価も
実際に取引される価格とは
2倍以上の開きがあります。当社調べ比

この、市場価格とは大きく異なる価格を
【路線価】として国税庁自らが公表していることで
世の中に混乱をきたしています。

例えば、先日、
本ブログで「タワマン節税の見直し」について書きましたが、
市場で実際に取引されている価格と
相続税の評価額に大きな開きが生じていることにより
タワマンが「行き過ぎた節税」と批判されているのも
この【路線価】が原因です。

タワマン節税の見直しの概要、いつから?、今後予想される影響は?

そもそも
相続税を算出する際の土地の価格評価は
「時価」を使用することが相続税法で定められており
国税庁もそううたっています。

しかしながら
一般の人が「時価」を把握するのはナカナカ難しいので
それではこの価格を参考にして下さい
ということで国税庁が【路線価】を公表しています。

繰り返しになりますが
その【路線価】が「時価」に対し
大幅に安くなっているため
結果的に相続税の評価額も
大幅に低い評価となり
結果的にそれが「行き過ぎた節税」を
生み出しているのです。

つまり、国税庁は
「相続税は時価で評価しなさい」
と言っている傍らで
市場とは大きく異なる時価(路線価)を公表していることに
問題の原因があるのです。


じゃあ、路線価の考え方をを見直しするか、
いっそのこと路線価を止めちゃえばいいじゃないですか。あはっ

おっしゃるとおりですが
路線価の算出もお役所仕事ですので
制約もがんじがらめですし、
色々な利権も潜んでいるものです。(笑)

そもそも1月1日時点の路線価が
半年後の今ごろの公表となるのも
スピード感もアレです。(苦笑)

そう考えると
タワマン節税を見直すことにしたのは
拍手喝采ものです。(笑)

ということで
そんな【路線価】や【公示価格】の公表に
一喜一憂するのはあまり賢いことではございません。(笑)
毎回、ブログのネタには助かってますが(笑)