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台風後に詐欺にあう人・詐欺師になる人(後編)

お盆時期の台風接近となりましたが
どうぞお気を付け下さい。

さて、
しばらく期間が空いてしまいましたが
以前、「台風後に詐欺にあう人」について書きましたが、
今回は「詐欺師になってしまう人」についてです。

↓ 前回のブログ

沖縄の台風後に詐欺にあう人・詐欺師になる人

まず、台風の被害を受けてしまった後に
やはり怪しいリフォーム業者が


何かお手伝いできることありますか?

とやって来るのは同じです。

そして被害を受けた箇所を
修理するための見積りをする際に


ココは台風被害では無いですが、
リフォームの見積を一緒に入れておきますね。

といった風に
台風被害とは関係の無い箇所の
リフォームのための見積をしておきましょう
と提案してくるのです。


そんな見積をしてもらっても、支払うお金は無いよ

と建物の所有者が言うと


リフォームの部分も台風で被害にあったことにして
見積に入れちゃえば大丈夫ですよ。


そんなことをして大丈夫なの?


みんなやっているから大丈夫ですよ。

つまり、
台風で被害にあった箇所の修理費用を
火災保険で補償してもらうのに合わせて
台風被害とは関係の無いリフォーム工事の費用も
火災保険で補償してもらおうという話です。

台風被害にあった人からすると
お金を掛けずにリフォームまで実施してもらえる提案ですので


何て良心的な会社なんだ

と思うものです。

しかし、
本当は台風被害では無いものを
台風で被害にあったものとして
見積を膨らまして
保険金を申請する行為は
詐欺行為になります。


私はリフォーム業者の言うとおりにしただけです。

リフォーム業者の立場からすると
台風での被害箇所だけの修理作業よりも
より広範囲な箇所の工事を請けた方が
儲けも増えるものです。

しかも
台風被害の修理となれば
納期も急ぎであることが多いため
通常のリフォーム工事の時のように
他社の相見積もりを取るような猶予も無く
高額な金額で見積ることも可能なものです。

こうして
リフォーム業者からの提案と言えども
それを了解して保険会社へ申請する
申請者名は建物の所有者ですので
所有者であるアナタが詐欺師となります。

こうして
「台風で被害を受けた」という
ネガティブな心境の隙を狙い、
オイシイ話を持ちかけてくるリフォーム業者が実在します。

沖縄では
先日の台風6号の被害から
まだ復旧できていない建物もありますし、
県外ではこれから台風7号に伴う被害が
発生する可能性もあります。

どちらも詐欺に遭うだけで無く
いつの間にか自分が詐欺師になることのないよう
お気を付け下さい。