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政治家のパーティー券と不動産屋のノルマは諸刃の剣

最高気温が20度を下回るようになると
間もなく訪れる冬を感じる沖縄です。

さて、ちまたでは
政治家のパーティー券に関するニュースが
話題になっています。

パーティー券の販売にあたり
与えられた枚数(金額)のノルマを超過したぶんを返金し
それを帳簿に付けないのは論外ですが
それ以前に、政治家のパーティー券という
仕組み自体に問題があると思います。

自民党に限らず、政治家の方々は、
参加費に見合わない内容のイベントを開催することに
何の疑念もお持ちでは無いものです。(笑)

政治家のパーティは
政治資金を集めるための昔から続く慣習で
中にはファンクラブ仕立てのパーティもございます。(苦笑)

また、資金の一部が
闇の世界に流れているというウワサも絶えません。

これに対し、パーティに 参加させられる側
参加する側も「いつものことだから」と割り切って
仕方無く数万円の参加費を支払っていますが、
政治家の方々は、そのことに何の疑念も持たないこと自体が
既に一般市民との間隔がズレていらっしゃいます。

政治活動にお金が掛るのは理解はしますが
国から多額の報酬や資金を与えられていながら
それでもお金が足りず、パーティーの名のもとに
さらに軍資金を集めようとするのは
アレですね。

せめて、与えられた予算の範囲内で
出来る活動に抑えるべきです。どうぞ身の丈に合わせたご活動を

また、
それだけの資金を費やして行なった政治活動に対する
成果もきちんと公表すべきですね。

前置きが長くなりましたが
不動産業界にも
営業のノルマがある会社は
沢山あります。

会社の経営には
安定的な収入が必要ですので
その安定性を保つために
ノルマを課すという考え方です。

イケイケの会社ほど
ノルマがきついと言いますが
経営者側からすると
きついノルマのおかげで
会社はさらにイケイケ状態になります。(笑)

しかしながら
ノルマを課せられた社員は
契約を取るために
どうしてもムリをしがちなものです。

お客さんの意思が未だ固まっていないのに


とりあえず申込書を書いてみますか

 

と軽いノリで
申込書を書かせるフシがあります。(苦笑)

また、
ノルマを取るために契約を急ぎ
物件に関する制限や権利関係の調査が不十分なまま
取引をしようとするため
「土地を購入したけど建物が建てられない」
「追加で費用が数百万円かかる」
というようなトラブルも出てくるものです。

不動産は扱う金額も大きいため
一件あたりの仲介手数料も
それなりの金額になりますが
その反面、一旦トラブルが発生すると
その損害は数十万円から数百万円に発展するものです。

そして
「その損害は誰が負担するの?」となり
さらなるトラブルに発展するものです。

不動産屋のノルマは
諸刃の剣でもあります。