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沖縄の最新のオミズ事情

国内で唯一、緊急事態宣言が延長され
こっ恥ずかしい沖縄です。(苦笑)

さて、
5回目の緊急事態宣言が発令されて
間もなく一ヶ月になりますが
沖縄随一の夜の歓楽街の【松山】も
人通りがほとんど無くなりました。

休業要請がある中
引き続き営業しているお店もありますが
松山が朝まで賑わっていた頃と比較すると
雲泥の差です。

本日はそちらのオミズではなく
私たちの生活・生命に欠かせない方のお水(water)の話しです。オミズが欠かせないという人もいますが(笑)

沖縄は、水に悩まされる県の一つです。

以前は梅雨時期に雨が少ないと
夏は水不足となり、
給水制限や断水となることもよくありました。

また、台風が来て停電になると
台風が通り過ぎるまでは断水になります。

これらを回避するために、以前は
沖縄の住宅やアパートの屋上には
水のタンクが設置されていました。

容量は住宅用では1~2トン、
材質はステンレス製やFRP製のものが多く
水不足や停電により断水となった場合には
タンクに蓄えられた水を利用して
生活や命をつないでいました。

ステンレス製の貯水タンク

しかしながら、ここ数年、
沖縄では水不足による給水制限や断水は
回避されています。

3年前にダムの貯水率が40%程度まで下がり
離島の座間味村で給水制限が行なわれたのが最後です。

当時の新聞記事 ⇒ https://030b46df30379e0bf930783bea7c8649.cdnext.stream.ne.jp/news/entry-731799.html

そんな背景もあり
沖縄の地元の中でも「沖縄は水不足の発生しやすい県」
という認識が薄れて来ています。

こうして、
以前はあちこちの建物の屋上に見られた水タンクも
最近建てられた建物では
水タンクを見かけなくなりました。

また、これには、沖縄での
木造住宅の急激な増加も関連しています。

木造住宅の場合、
構造上、重量物となる水タンクを
屋上に設置することは難しいのです。

沖縄本島に限って言うと
幸い今年はダムの貯水量も
ほぼ100%に近い状態ですので
今年は水不足となることはありません。

しかしながら、この状態が
来年も約束されている訳ではありません。

来年も
降雨によりダムの水が確保されることが
何よりも一番の希望ではありますが、
それに加え、今年中にワクチン接種が普及し、
コロナが一段落すると、来年以降は
県外・海外からの観光客が
また大量に沖縄に押し寄せることになるでしょう。

そうなると
ホテル等の宿泊施設の
水需要が急激に増えることになります。

とくに
近年の沖縄バブルは
高級層をターゲットにした志向に走ったため
プールやジャグジーバス付きの宿泊施設が
爆発的に増えています。

プライベートプール

プールやジャグジーは
大量の水を使うことになります。

とくにプールについては
いったん水の入れ替えを行なうと
小さめのプールであっても
一般家庭の1ヶ月分相当の水を消費することとなります。
(通常は水を循環ろ過し水質を維持しています)

沖縄の離島は
沖縄本島に比べ水の確保が難しいと言われています。

中には地下水や地下ダムを利用し
生活水を確保している離島もあります。

沖縄ではそのような離島でも
今後、ホテルやリゾート施設の開発が進んでおり
それらにはもれなくプールやジャグジーが設置される見込みです。

ここ数年、たまたま落ち着いていた
沖縄の水不足が数年後にまた勃発すると、
昔の人たちが経験したように
また沖縄の人たちが
オミズで悩まされることになります。