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株式会社沖縄ネット不動産
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規制をつくろうとすると役所が訴えられる時代。。

9月の末を控え
台風の動きが活発になりそうですね。

さて
先日公表された基準地価では
沖縄は3年ぶりに日本一に返り咲きました。

コロナ明けに伴うインバウンド需要の再来は
まだまだこれからが本番ですので
今後更なる地価の上昇を期待する人も
少なくないと想像します。

また、沖縄では
それらの観光需要を見込んで
沖縄では今後も観光関連施設の計画が
目白押しです。

ヤンバルのテーマパーク、コストコ、
外資系を中心とした高級リゾートホテル、
民泊施設、その他商業施設など
いわゆるハコモノの建設ラッシュが続きます。

これらのほとんどは
既存の施設の建替えではなく
もともとの自然地帯を開発して
建物を建てる計画です。

具体的には
原野を改良したり
畑をつぶしたり
森林を伐採するものもあり
それに伴いどうしても自然の環境が
減少することになります。

また、影響を受けるのは
自然環境だけでなく
観光需要の増加に伴い
電力や水不足が発生する可能性もあります。

ある種の「オーバーツーリズム」の発生が
予想される状況です。

これらに対し
地元の沖縄としては
県や市町村が中心となって
条例などの規制をつくり
自然環境や景観を守ろうとなるのは
自然な流れです。

とくに、
水資源の不足しがちな離島地域では
今後も目白押しであるリゾートホテルの建設に伴う水不足は
地元住民の生活に直結する問題となります。

これに対し
離島の自治体で、水不足対策や
自然環境や景観等の保護を目的とした
規制を検討する余地があることが
議論されました。

しかしながら
それを聞いたリゾートホテルの開発業者が


オレらの商売を邪魔する気か!

と行政を訴えたそうです。(苦笑)

まぁ
開発業者としては
ようやく土地を取得し
事業を実施する運びとなったのに
役所の規制により、予定した建物が建てられなくなると
収支計画も変ってしまいます。

計画によっては
儲け話がポシャることになる場合もあるでしょう。

よって、それを阻止するために
「役所を訴えた」という流れでなのしょう。(苦笑)

確かに、
不動産には「財産権」があり
憲法でも保障されています。

しかしながら
国としての様々な秩序を保つために
不動産やその取引に対し
様々な法律や規制があり
みながそれを守ってきたのがこれまでの日本です。

それを「事業や儲けのため」と
反発するのは如何なものでしょうか。

まぁ、そんな沖縄も
法律を守らない立場を
主張していらっしゃる件もあるので
業者にも強く言えない部分はあるかも知れませんね・・・

いずれにしても
役所が規制をつくろうとしても
個人や事業者の利益が優先されるため
一筋縄ではいかない世の中でもあるようです。(苦笑)

今回の地価の上昇は
不動産を所有している人にとっては
含み資産が増えることにもなるため
嬉しい話でしょう。

しかしながら
これから土地を購入しようとする人や
固定資産税の負担に苦心している人にとっては
地価の上昇は悩みのネタでもあります。

その両面がある中
今回の基準地価の上昇で
いわゆる「専門家」の方々が
嬉しそうにインタビューに答えているように見えるのは
きっとアレなんでしょうね。(笑)