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不動産屋が悪事に手を染める際に発するシグナル

ほんの少しホメた途端に
雨天のオンパレードになった沖縄です。

さて
不動産屋の逮捕劇は
日頃からよく聞く話ではありますが
先日も東京の不動産屋が
とある件でお縄になりました。

今回逮捕された不動産屋は
自社で下取りした不動産を
10倍の金額で売り付けたそうです。

しかし、不動産屋が
自社で下取りした不動産をピンハネして
高値で販売するのは
全国どこでもやっていることですので
それで逮捕された訳ではありません。(笑)

今回の逮捕容疑は
不動産を売り付けた相手が
認知証の高齢者であり
その高齢者をダマして
高い金額で不動産を購入させた詐欺の容疑です。

今回は
高齢者の自宅を訪れたケアマネージャーさんが
たまたま不動産屋と鉢合わせになり、
不信に思い110番通報したことにより
事件が発覚したそうです。ケアマネージャーさんのお手柄

しかし、この不動産屋は
今回逮捕された事件の高齢者以外にも
日頃から高齢者を狙った
不動産売買を行なっていた余罪があるようで
今後、同様な手口でダマされて
不動産を購入させられた被害者が
出てくる模様です。

世の中に、高齢者をターゲットにした
不動産屋はゴマンとあります。

沖縄でも
身寄りの無い高齢者を狙い
所有する不動産をせしめる手口で成長した
というウワサの不動産屋もあります。(笑)

しかしながら、沖縄を含め
全国で悪事を働く不動産屋も
傍からではそれを判別することは
なかなか難しいものです。

今回逮捕された東京の不動産屋も
ホームページでは「お客様の利益を追求」等の美辞麗句を並べ
それなりに見栄えは良くしていますので
それらだけでは詐欺な会社だとは分かりません。

しかしながら
詐欺を行なうような不動産屋は
いきなり悪事を働く訳ではありません。

今回逮捕された不動産屋も
その予兆があり
色々と調べてみると、
日頃の業務においても
そのシグナルが発せられていたようです。

たとえば、
不動産の売買の際に作成される
重要事項説明書や売買契約書といった書類においても
内容の間違いが散見され、それに伴い
東京都から処分を受けていました。

つまり、日頃から
基本業務をおろそかにしていたのです。

逆の言い方をすると
日頃の基本業務をおろそかにしていると
心に余計なスキができて
それが悪事に手を染めることにも繋がる可能性がある
ということのようです。

沖縄にも
いかがわしいウワサの不動産屋がありますが
それらの不動産屋は、日頃から書類などの基本業務は二の次で
その結果としてお客さんとのトラブルに発展している面もあります。

ちなみに、
今回逮捕された東京の不動産屋以外に
今、ビクビクしている人がいることでしょう。

それは、余罪とされる
これまでの取引にかかわった「司法書士」です。

不動産の売買に伴う名義変更は
通常、司法書士が行ないますが
売主又は買主のどちらかが認知症の場合は
名義変更はできないものです。

しかし、これまでの取引で
それらの名義変更が行なわれてきたということは
司法書士もグルではないかと
矛先が向けられるのは自然の流れです。

司法書士さんが
悪事に荷担したかどうかは
これから判明していきますが
世の中には、不動産屋を含め、法律の仕事に関わる人が
悪事を働くケースは少なくないものです・・・法律の悪用や抜け道利用で完全犯罪コンプ(苦笑)