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沖縄不動産の売買無料査定依頼

株式会社沖縄ネット不動産
9:00~18:00(定休日:日曜日・祝祭日)

不動産の一括査定は精度よりもスピード勝負。

働き方改革等の流れも有り、今日が仕事始めという
ウラヤマシイ人も少なくない世の中になりました。。

さて、以前
親御さんから不動産を相続したというお客さまから
相談がありました。

その中で、
相続した不動産を売却した場合には
いくらくらいで売れるかという話になり
調査したところ、
その不動産はいわゆる「接道」がなく
建物が建てられない土地でした。


土地の前にはちゃんと道路があるのに、
何で「接道が無い」の扱いになるんですか?

確かに、一般の方からすると
「接道が無い」という意味は
分かりずらいものです。

この人が言うとおり
その土地の前にはアスファルトで舗装された道路があり
敷地内へは車での出入りも可能ですので
見た目は「道路に接している」状態です。

しかしながら
このアスファルトで舗装された道路は
建築基準法で規定された「道路」ではないため
同法上は「接道がない」扱いとなり
建物を建てる際の「確認申請」の許可が下りません。


建築基準法なんて意味分からん!

 

このように、現状は接道が無く、
建物が建たない土地でしたので
当社の調査結果では
相談者が期待していたような価格での売却は難しい
という回答になりました。

それからしばらくして
そのお客さまから連絡がありました。


この前の土地ですが、試しに「一括査定」のサイトに依頼してみたら
ものすごく反響がありました


そうなんですね。


あちこちの不動産会社から電話が掛ってきたんです

 


”それが一括査定サイトなんですけど・・・”

そのうちの1社が何度も電話掛けてきたんです。

 


そうですか。


そしたら、その不動産会社からは
「この土地なら1ヶ月くらいで○○万円で売れると思います」
と言って来たので、その会社に売却を依頼することにしました

自分の希望していた金額以上で
すぐに買い手が見つかりそうだと聞いて
そのお客さんは
すっかり喜んでいらっしゃいました。

しかし、おそらく、
その不動産会社は
接道が無く、建物が建たないということを
調査出来ていないものと想像します。

それで、
一括査定サイトからの依頼に対し
建物が建つ通常の土地の相場の金額で
回答したものと思われます。

一括査定サイトは
査定依頼の投稿があると
予め登録している5~10社程度の不動産会社に対し
1件1万円程度の有料の情報として
査定依頼が届くようになっています。

不動産業者は
その有料情報を売却依頼に結びつけないと
お金が無駄になるため
そこからは不動産会社同士での
スピード勝負になります。

査定を依頼した側の人も、
最初の5社くらいからの電話には対応しますが
そのうち煩わしくなって
残りの5社からの電話には着信拒否をする傾向が
あるそうです。(笑)

ですので、
一括査定サイトは
査定の回答の精度よりも
なおさらスピード勝負なのです。(笑)

そのため、
詳しい調査は後回しにして
まずは査定の依頼者に電話を取ってもらい
自分の会社に興味を持ってもらうことが
最優先になる傾向があるものです。(苦笑)

ちなみに
そのお客さんの土地は
それから数ヶ月が経過し
その間に価格の値下げを行なっていますが
今のところまだ買い手が見つかっていないようです・・・