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不動産は気に入ったら値切らないのが無難

一日を通しての気温差の大小は
体への負担もずいぶん違うものです。

さて、
不動産の売買において
買い手側からの価格交渉はよくあるものです。

不動産は高額な取引ですので
全体金額から見た割合はわずかあっても
少しの値引で百万円単位で金額が変わるものです。

そういうこともあり
不動産は値引ががあるのが当然と
勝手に思っている人も少なくありません。(笑)

しかしながら
「当然」ということは決してありません。


買う方の希望なんだから、別にイイじゃないですか。あはっ

確かに購入する側にも
値引を交渉する権利はあります。

以前、
沖縄の海の近くで
不動産の売却物件が出ました。

沖縄で不動産を購入する人で
「目の前が海」や「海に近い」という条件を
希望される人は多いですが
現実的には条件に合う不動産は
なかなか見つからないものです。

そんな中での物件情報でしたので
間もなく購入希望者があらわれました。

現地も見て、気に入ったとのことで
購入の申込をされましたが
販売価格から値引をした金額での申込みとなりました。

値引交渉を付けての購入申込みは
満額での購入希望者と比べて
不利になるリスクがあることを説明しましたが
「不動産は高額な買物なので少しでも安く買いたい」という希望と
現金での購入という自負から
値引交渉を付けた申込みとなりました。

その申込みをもとに
売主さんに報告をし
契約の締結を提案しましたが
売主さんは即答をしませんでした。

それから間もなく、
別の購入希望者があらわれ
その人は値引の交渉はせず
売買価格の満額での購入申込となりました。

その結果、売主さんは
満額で申込をした後者の方と
商談を進めることにしました。

その旨を、
前者に伝えたところ
「じゃあ自分も満額で購入します」
とあわてて軌道修正しましたが
売主さんの


駆け引きをするような人ではなく
最初から満額で購入を希望する人に買って欲しい

との意向から、
後者の申込者と契約を締結することになりました。

前者の申込者は
とても残念がられましたが
「少しでも安く買いたい」という欲が
アダとなってしまいました。

このようなケースは
沖縄のように売り手側が強気なエリアの不動産で
タマにある話ですが
売り手の力の強弱に関係無く、売主側には
「少しでも高く買って欲しい」という希望だけでなく
「自分の不動産を気に入ってくれる良い人に買って欲しい」
という思いもあるものです。

これに対し、「値引交渉の有無」が
売主側の判断に関わることもあるものです。

例えば
絶世の美男・美女と
食事をする機会があったとき


今日はワリカンでいいですか?あはっ

と申込んだ前者と


今日は私がご馳走します

という後者の両方がいた場合は

どちらが選ばれるか
みたいなものです(笑)

本当に気に入って
手に入れたい不動産であれば
値切らないのが無難という考え方です。