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沖縄の不動産と悩ましい雨漏りについて(劣化編)

週間天気によると
梅雨の中だるみが続きそうな沖縄です。

昨日の続きです。

沖縄の不動産と悩ましい雨漏りについて

沖縄でもよくある
不動産の雨漏りの原因は
建物の構造的なもの以外に
建物の劣化によるものがあります。

人間でいうと
老化によるものです。(苦笑)

その中で最も多いのは
建物の部材と部材の継ぎ目に出来る隙間を塞き
雨水の侵入を防いでいる
「コーキング」というゴムのような素材が
経年劣化によりカピカピに乾燥・収縮してしまうことによって
防水の役割を果たせなくなってしまう状況です。

台風に強いと言われる
沖縄の鉄筋コンクリート造の建物でも
建物とサッシの継ぎ目や
エアコンの配管を通すためのスリーブ穴の部分や
屋外照明の継ぎ目等にコーキングが使用されており
これらの劣化が雨漏りの原因になることも多いです。

また、
沖縄の鉄筋コンクリート造の建物は
屋根がフラットであったり
屋上階がある建物が多いですが
これらの部分には雨水の防水のための
塗装が塗られています。


屋根や屋上に防水塗装なんているんですか?あはっ

斜めの形状が自然に水が流れますが、
平らな形状の最上階は雨水が溜まりやすいです。

その溜まった雨水が
コンクリートの小さなひび割れから侵入し
それが室内に伝わって来て
雨漏りとしてあらわれるケースも
多いものです。

それを防止するために
屋根や屋上のコンクリートには
防水のための塗装が必要なのです。

しかしながら
この防水の塗装も万能ではなく
年数の経過とともに劣化し
塗装が剥げたり、穴が空くようになります。

そして
そこから雨水が浸入し
室内に雨漏りとなる流れは先程と同じですが
このときは米粒のサイズの穴であっても
雨漏りとなるには十分な大きさなのです。

とくに
沖縄の強い紫外線や
海水の塩分の混ざった雨風は
防水塗装にとっても厳しい環境なのです。

よって、
塗装の素材により変わりますが
一般的には約10年に1度は
塗装の再施工が必要と言われています。

また
防水塗装の際には
下地塗装・本塗装・トップコートというように
人の化粧と同じように、
何重にも重ね塗りがしてありますので
状況に応じてトップコートのみを
塗り直しすることにより
塗装の寿命を延ばすことも出来ます。昼食後のお化粧直しみたいなもの

これ以外にも
コンクリートそのものも
経年劣化によりひび割れが発生しますので
そのひび割れもコーキング剤で埋めていかないと
コンクリートの中の鉄筋のサビ・膨張による
外壁の「爆裂」というネーミングからして恐ろしそうな
雨漏り以上のもっと大変なトラブルの原因となります。

よく不動産屋は
「家賃相当で家が買えます」というフレーズで
住宅の購入をアオッていますが
家の購入に伴っては、
この「家賃相当」以外にも、
これらの劣化に伴う膨大なメンテナンス費用が
掛かることを知っていながら、
あえて計算には入れないことにしているものです。(苦笑)